リンゴ '千秋' に対するジベレリンの果実肥大促進効果

タイトル リンゴ '千秋' に対するジベレリンの果実肥大促進効果
担当機関 秋田県果樹試験場鹿角分場
研究期間 1988~1992
研究担当者
発行年度 1991
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    秋田県県北地域におけるリンゴ '千秋' の栽培では、年により果実肥大が劣ることがあり、
    安定生産が望まれている。このため植物成長調整剤のジベレリン(以下GA)を利用した
    大玉生産技術が可能かどうか検討した。
    1. 供試したGA剤は、GAペースト、GAテープ、GA3、GA4、及び
      GA4+7+6BAPの計5薬剤である。
    2. GAペースト、GAテープは果実の果梗に、GA3、GA4は処理
      濃度100ppmで、GA4+7+6BAPは20ppmで満開23日前後に1回処理する
      ことにより果実肥大の促進傾向が認められた(表1、
      図1、図2)。
  2. 技術・情報の適用効果
    リンゴ '千秋' の果実肥大促進に対し、一般的な栽培管理技術の対応では限界のみら
    れている栽培地域において、小玉果の生産比率が改善される可能性がある。
  3. 適用の範囲
    リンゴ '千秋' の果実肥大促進に対し、一般的な栽培管理技術の対応では限界のみら
    れている栽培地域
  4. 普及指導上の留意点
    処理により収穫果の果形がやや縦長になる。(年次変動有り)
    処理により硬度、酸度の低下がみられ、やや熟期が促進される傾向あり。

図表1 233630-1.gif
図表2 233630-2.gif
図表3 233630-3.gif
カテゴリ 栽培技術 薬剤 りんご

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