タイトル |
スカシユリの抑制栽培 |
担当機関 |
宮城県園芸試験場 |
研究期間 |
1990~1992 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1991 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 11月から球根を1度Cで8週間冷蔵した後、-2度Cで長期間凍結貯蔵し、翌年の7月~9月に
順次植え付けることにより、9月中旬~1月中旬に切り花生産ができる。
- 切花長、花数等の切花品質から、この時期の切花にはアペルドーンが有望品種と
考えられる。
図1 抑制栽培における凍結貯蔵球根の定植時期と開花期
表1 抑制栽培における凍結貯蔵球根の定植時期と切花品質
- 技術・情報の適用効果
気温の高い暖地では栽培の困難な夏季に、比較的冷涼で秋季早冷な気象条件を 活かした9~10月の良品生産は有利であり、さらに10月下旬から最低気温を12度Cに 保つことにより、12~1月まで作期が拡大される。
- 適用の範囲
東北南部太平洋沿岸地帯
- 普及指導上の留意点
- 球根は30~40gのサイズを用い、薬剤で消毒した後湿ったおがくずかピートモスで包み、
1度Cで4~8週間予冷を行って球根に耐凍性を与えた後、-2度Cで凍結貯蔵する。
- 凍結貯蔵球根の解凍は、室温下か5度Cの冷蔵庫内で1~2日かけて徐々に行う。
- 夏季の植え付けでは、寒冷紗の被覆や敷きわらマルチを行い、発芽初期の
花芽形成時までの栽培温度をできるだけ低くする。
- 10月下旬から最低気温12度C程度に栽培温度を保つ。
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カテゴリ |
栽培技術
品種
薬剤
ゆり
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