タイトル |
秋切りストックの直まき栽培における全量基肥施肥法 |
担当機関 |
山形県立砂丘地農業試験場 |
研究期間 |
1991~1991 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1991 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
直まき栽培による秋切りストックは、全量基肥方式によって良品生産が 可能である。 その施肥法は、10アール当り窒素成分として有機入り化成を15kg、 被覆肥料100日タイプを10kg、合計25kgとし、さらにBM苦土重焼燐を現物で50kg施用する ことである。
- 有機入り化成は施肥効率が良く、生育初期に葉が内側に巻く肥切れ症状を抑える効果
がある。
- BM苦土重焼燐は土壌をアルカリ化することなく均一にホウ素を施用できる肥料で、
葉色の低下、茎割れ、葉先の黄化を抑制し、花もちを良くする。
栽培概要 表1 土壌窒素、生育、切り花品質 表2 施肥窒素利用率 表3 花もち - 技術・情報の適用効果
庄内砂丘では、省力技術である直播きの導入によりストックの栽培面積が急速に 増加しつつあるが、施肥法が確立されていないため、品質のばらつきが極めて 大きい状況にある。 しかし、この施肥法によれば、堆肥、追肥を施用せずに90%以上のLL率が期待できる ので、品質が安定するとともに、よりいっそうの低コスト省力栽培が可能となる。
- 適用の範囲
砂丘地帯
- 普及指導上の留意点
- 切り花が大型化すると花もちが低下しやすいので、採花期の水切りを十分に行い
花もちの向上をはかる。
- 地力維持のため、後作には堆肥を施用する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
肥料
ストック
施肥
低コスト
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