タイトル | 果樹類白紋羽病菌に病原力低下を引き起こす新種ウイルス(RnMBV1)の発見 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2008~2009 |
研究担当者 |
佐々木厚子 兼松聡子 千葉壮太郎 Salaipeth L Lin YH 鈴木信弘 |
発行年度 | 2009 |
要約 | 白紋羽病菌W779株から見いだされたウイルスは病原力低下を引き起こす新規ウイルスであり、純化粒子を用いた接種が可能である。 |
キーワード | ヴァイロコントロール、白紋羽病、マイコウイルス、病原力低下、ウイルス接種法 |
背景・ねらい | 果樹類白紋羽病は根治が困難な土壌病害であり、防除には大量の農薬の潅注が数年ごとに必要とされることから、これに代わる新たな防除法が求められている。近年、果樹類白紋羽病では病原力を低下させるマイコウイルスによる防除法が『ヴァイロコントロール』として提案され、そのための基礎的研究が行われている。その結果、数種のマイコウイルスに関して糸状菌では一般に困難とされる純化粒子の任意の株への接種が達成されている。これまで白紋羽病菌では明確な病原力低下効果のあるマイコウイルスが1種類見いだされているが、さらに多くのウイルス株を確保することが望まれる。そこで本研究では、高い病原力低下効果を有する多様なマイコウイルスを見いだし、その性状を明らかにするとともに純化粒子の接種法を確立する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 農薬 防除 |