タイトル | 血清飢餓培養した体細胞ミトコンドリアの注入はウシ卵子の発生率を低下させる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2002~2009 |
研究担当者 |
武田久美子 太齊真理子 赤木悟史 松川和嗣 高橋清也 田上貴寛 韮澤圭二郎 Carl A.Pinkert |
発行年度 | 2009 |
要約 | 7日間血清飢餓培養を行ったウシ線維芽細胞より精製したミトコンドリアは、MⅡ期のウシ卵子へ顕微注入することにより、単為発生能を低下させる。同様に、マウス線維芽細胞より精製したミトコンドリアの顕微注入は、マウス卵子の単為発生能を低下させる。 |
キーワード | 核移植、肉用牛・乳用牛、マウス、ミトコンドリア、家畜育種繁殖 |
背景・ねらい | 家畜のクローン胚作成には核移植技術が用いられているが、ウシの場合、体細胞を除核した卵子に融合するため、体細胞核とともにミトコンドリアも卵子内に持ち込まれる。しかし、卵子内のミトコンドリアは体細胞のミトコンドリアとは異なる形状であることが知られており、体細胞のミトコンドリアが核移植胚の発生に影響を与える可能性がある。また、核移植に用いるドナー細胞の処理として血清飢餓培養を通常行うが、血清飢餓培養によって体細胞のミトコンドリアの形状が変化すると考えられる。本研究は、ウシおよびマウスの単為発生系を用い、血清飢餓処理もしくは無処理の体細胞のミトコンドリアが卵子の発生に与える影響を明らかにし、核移植胚の発生率の向上に寄与することを目的とする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 育種 桑 肉牛 繁殖性改善 |