タイトル | マダニの唾液腺で作られる血管新生抑制物質 |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2004~2008 |
研究担当者 |
辻 尚利 八田 岳士 カイルル イスラム 藤崎幸蔵 |
発行年度 | 2009 |
要約 | マダニ唾液腺から血管新生抑制物質の「ヘマンギン」を検出した。In vitroで血管新生を阻害し、遺伝子発現抑制マダニでは吸血が阻害される。 |
キーワード | 吸血性節足動物、マダニ、吸血、病原体媒介者 |
背景・ねらい | マダニは、吸血による貧血などの宿主動物への直接被害と種々病原体を媒介・伝播して宿主に疾病を引き起こす。そのため、マダニを防除することは、宿主への直接被害及び疾病制御の両面で重要である。現行の殺ダニ剤に全面的に依存したマダニ制御対策は薬剤耐性ダニの出現、環境問題などから、抜本的な転換が求められている。吸血性節足動物のマダニは、宿主血液を唯一の栄養源として、卵・幼・若・成ダニからなる生活史を維持しているが、生存基盤となる吸血の仕組みは分かっておらず、そのメカニズムを解明することは、新たなマダニ制圧技術開発の提案につながる(図1,2)。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
図表5 | |
カテゴリ | 病害虫 防除 薬剤耐性 |