タイトル | 西アフリカ・サヘル地域の農村における農地-集落系の窒素フローの評価 |
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担当機関 | (独)国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 2003~2010 |
研究担当者 |
林 慶一 松本成夫 伊ヶ崎健太 真常仁志 飛田 哲 |
発行年度 | 2009 |
要約 | 西アフリカ・サヘル地域では、農地から村に持ち込まれる収穫窒素物の66%は粗放管理畑に依存しているが、粗放管理畑への窒素供給は風成塵のみであり、窒素投入量から窒素持ち出し量を差し引いた値はマイナスである。一方、村からの廃棄物、家畜糞尿、屎尿は全て村に近い畑に投入されるため、これらの畑では4~13tN年-1(7~245kgNha-1年-1)の窒素過剰となり、系内に窒素の偏りが生じ、少ない窒素資源が効率的に利用されていない。 |
キーワード | サブサハラ・アフリカ、砂質土壌、土壌肥沃度管理技術、有機物管理 |
背景・ねらい | 西アフリカ・サヘル地域では農業生産向上のための土壌肥沃度管理技術開発が必要である。低肥沃な砂質土壌を適切に管理し農業生産性を高めていくには、まず在来の有機物資源を効率的に利用していく必要があり、そのため有機物資源量の評価を行うことが重要である。そこで本研究では、2003年以来行われているJIRCAS交付金プロジェクトの研究サイトであるニジェール・ファカラ地区において、在来の農地管理システムに沿った窒素フローを推定し、現状における集落-農地系の資源利用状況を評価する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 新しい資源管理手法を導入する際、養分資源の利用効果を定量的に評価できる。 |
図表1 | |
カテゴリ | 管理技術 管理システム くり ささげ ハイビスカス 肥培管理 |