タイトル | 佐賀県玄海地区から放流したトラフグ種苗の放流効果 |
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担当機関 | 佐賀県玄海水産振興センター |
研究期間 | 2005~2008 |
研究担当者 |
山口忠則 大隈 斉 金丸彦一郎 松村靖治 山本健也 的場達人 |
発行年度 | 2009 |
要約 | 玄海地区から放流したトラフグの放流効果を把握するために山口県(外海)、福岡県、長崎県と連携して標識放流及び追跡調査を実施した。その結果、回収率が極めて低く、玄海地区地先は放流適地とは言えないことが明らかになった。 |
背景・ねらい | トラフグは、佐賀県では鎮西町漁協馬渡島支所の延縄船によって漁獲されている。しかし、近年、東シナ海の資源の減少等によって漁獲量が減少しているため、平成17年度から資源回復計画の対象種になり、漁獲努力削減措置や資源の積極的培養措置がとられている。そこで、佐賀県では玄海地区地先海域から放流した場合の効果を推定するため、山口県(外海)、福岡県、長崎県と連携して標識放流と追跡調査を実施した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 佐賀県では、以上の結果を踏まえ、玄海地区以外での放流を検討する。有明海湾奥部には天然トラフグ稚魚が多数生息し、長崎県の松村は、同所で放流したトラフグ(全長79mm)の回収率は1.6%と推定され、効果的であると報告している。このことから、有明海湾奥部での放流を考えたい。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
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