タイトル | 堆肥散布量が異なる草地からの一酸化二窒素とメタンの発生量 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2006~2009 |
研究担当者 |
森 昭憲 寳示戸雅之 |
発行年度 | 2010 |
要約 | 木質系の副資材を含む堆肥を表面散布した永年草地からの一酸化二窒素の年間発生量は、堆肥散布量の増加とともに増加するが、その排出係数(0.068%)は、堆肥散布量に依存しない。堆肥散布後のメタンの発生量は僅かで、草地によるメタンの年間吸収量を変化させない。 |
キーワード | 一酸化二窒素、草地、堆肥散布量、排出係数、メタン、木質系堆肥 |
背景・ねらい | 本州では、堆肥化過程で、牛ふん尿にバークやオガクズなど木質系副資材が添加される場合が多い。また、乳肉牛の堆肥を草地に多量散布することが必要な農家も存在する。しかし、木質系副資材を含む堆肥を表面散布した草地からの一酸化二窒素(N2O)の発生量の情報は存在せず、化学肥料と同様の排出係数が使われている。また、スラリーでは、散布量が増加すると排出係数が急増する場合のあることが報告されているが、堆肥では、散布量と排出係数の関係は明らかでない。また、草地によるメタン(CH4)の吸収量の情報は少なく、堆肥散布量との関係も明らかでない。本研究のねらいは、バークまたはオガクズを含む堆肥散布量の違いが、草地からのN2OとCH4の発生量・吸収量に及ぼす影響を調べることである。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 肥料 施肥 肉牛 乳牛 その他の作物 |