タイトル | ナミハタ産卵集群の由来推定と保護のとりくみ |
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担当機関 | (独)水産総合研究センター 西海区水産研究所 |
研究期間 | 2008 |
研究担当者 |
名波 敦 |
発行年度 | 2010 |
要約 | 沿岸性ハタ科魚類の一種であるナミハタは、八重山地方における重要な水産資源であり、産卵集群を形成する。産卵集群への漁獲圧の影響を検討するために、主要な産卵場に形成される産卵集群の由来を標識放流調査で調べたところ、4~6km離れた海域から移動してくることがわかった。産卵期間限定の禁漁区を設定したところ、ナミハタの密度は禁漁前の年と比較して20倍に達した場所があった。 |
背景・ねらい | 沿岸性ハタ科魚類の一種であるナミハタは、八重山地方における重要な水産資源である。ナミハタは、一年のある一定の期間だけ特定の場所に集まって産卵することが知られており、そのような集団は産卵集群と呼ばれる。ナミハタは、近年漁獲量が減少しており、その原因のひとつとして、産卵集群への集中的な漁獲が考えられている。産卵集群は、特定の月齢に合わせて形成されるため、漁業者は経験に基づいて産卵集群の形成時期を予測して集中的に漁獲していた。しかし、このような産卵集群の漁獲により、資源への影響が懸念されている。そこで、資源管理に資する産卵集群保護を検討するために、野外調査を実施した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 成果の活用面:産卵集群を形成する水産資源について、産卵集群を漁獲する影響や産卵場保護の必要性を検討できる。 留意点:本調査は、沖縄県水産海洋研究センターと共同で実施している。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
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