タイトル | マレーシア半島セランゴール沿岸における麻痺性貝毒原因プランクトンの発見 |
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担当機関 | (独)国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 2011~2011 |
研究担当者 |
圦本達也 Mohd Nor Azman Bin Ayub 高田義宣 児玉正昭 松岡數充 |
発行年度 | 2012 |
要約 | 麻痺性貝毒はヒトに重篤な食中毒被害をおよぼし、その予察防除は食品安全上の重要な課題である。貝を毒化させるプランクトンを調査したところ、ハイガイ養殖の中心漁場で、その原因プランクトン2種の遊泳細胞および1種の休眠胞子の分布が初めて明らかになる。今後、ハイガイ養殖の安定化に向けて、同漁場での貝毒モニタリング体制の確立が必要である。 |
キーワード | 麻痺性貝毒、休眠胞子、遊泳細胞、ハイガイ養殖4 |
背景・ねらい | アカガイの仲間ハイガイAnadara granosa(図1a)は東南アジア諸国で重要な養殖対象種である。本種の生息に好適な泥干潟が広がるマレーシア半島のセランゴール沿岸は、本種養殖の中心漁場であり(図1b)、その稚貝は周辺国にも養殖用種貝として輸出されている。一方、東南アジアでは麻痺性貝毒の原因プランクトンの分布拡大が近年問題になっており、養殖二枚貝類の毒化は食品安全上だけでなく出荷規制による経済損失も深刻な問題である。本研究では、セランゴール沿岸のハイガイ養殖漁場を対象に麻痺性貝毒原因プランクトンの生息実態を調査して、同漁場の漁業管理対策に役立つ知見を収集する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
研究内容 | http://www.jircas.affrc.go.jp/kankoubutsu/seika/seika2012/2012_25.html |
カテゴリ | 病害虫 乾燥 出荷調整 防除 モニタリング 輸出 |