タイトル | 無病苗定植と圃場内および地域一斉防除によるグリーニング病の発生抑制 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2006~2011 |
研究担当者 |
上地奈美 加藤 寛 岩波 徹 藤川貴史 安田慶次 大石 毅 山田義智 上里卓己 河野伸二 |
発行年度 | 2011 |
要約 | カンキツグリーニング病常発地域において、無病苗の定植後に媒介虫ミカンキジラミの地域一斉防除と圃場内の慣行防除を継続すると、定植後5年経過してもシークワーシャーにおける同病の発生は低頻度にとどまる。 |
キーワード | カンキツグリーニング病、媒介虫、地域一斉防除、 無病苗、発生抑制 |
背景・ねらい | カンキツグリーニング病は、カンキツの収量減ならびに樹の枯死をもたらす重要病害である。1988年に沖縄県で発生が確認されて以来、発生地域が拡大し、現在は奄美群島の一部にまで発生している。本病は、半翅目昆虫ミカンキジラミにより媒介され感染樹周辺のカンキツに感染拡大するほか、接ぎ木などの栄養体繁殖でも伝染する。現在まで本病に対する治療法は実用化されていないが、伝染源となる感染樹の早期発見・伐採、ミカンキジラミの薬剤防除、無病苗の利用、ミカンキジラミの地域一斉防除が有効であるとされている。しかし、これまでに、わが国において、無病苗利用、媒介虫の圃場内の慣行防除と地域一斉防除を組み合わせた防除体系の有効性は実証されていない。そこで、シークワーシャー栽培地域でありグリーニング病常発地域を対象に、無病苗とミカンキジラミに対する圃場内の慣行防除と地域一斉防除を組み合わせた防除体系を実践し、定植5年間グリーニング病の発生をモニタリングし、上記防除体系のグリーニング病発生抑制効果を実証する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/fruit/2011/152e0_01_24.html |
カテゴリ | 病害虫 栽培技術 治療法 接ぎ木 繁殖性改善 防除 モニタリング 薬剤 その他のかんきつ |