わが国と欧米諸外国のL-型非定型牛海綿状脳症プリオンの性状は類似している

タイトル わが国と欧米諸外国のL-型非定型牛海綿状脳症プリオンの性状は類似している
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所
研究期間 2008~2011
研究担当者 舛甚賢太郎
三輪律子
岡田洋之
毛利資郎
横山 隆
発行年度 2011
要約 日本および欧米諸外国で摘発されたL-型非定型BSEは、牛型プリオン蛋白質過発現マウスに感染し、その生物学的および生化学的性状に違いは認められない。
キーワード ウシ、牛海綿状脳症(BSE)、非定型BSE、プリオン、感染試験
背景・ねらい 2003年以降、非定型の牛海綿状脳症(L-型非定型BSE)が日本、ヨーロッパ諸国および北米で確認されているが、発生起源および性状は未だ不明な点が多く、それらの解明が重要な課題となっている。本研究では、わが国で摘発された非定型BSEプリオンの性状を明らかとするため、日本および欧米諸外国で摘発された非定型BSEプリオンを比較解析する。
成果の内容・特徴
  1. 日本、ドイツ、フランスおよびカナダで摘発された非定型BSEプリオンは、野生型マウスには感染性を示さないが、牛型プリオン蛋白質過発現マウス(TgBoPrP)に感染性を示す。その潜伏期間は、日本(145日)、ドイツ(145日)、フランス(141日)およびカナダ(143日)となり、感染宿主および潜伏期間に類似性が認められる。
  2. 日本、ドイツ、フランスおよびカナダの非定型BSEプリオンを接種したTgBoPrPマウスの脳では、PETブロット法により検出される異常プリオン蛋白質の沈着部位に違いは認められない(図1)。
  3. 日本、ドイツ、フランスおよびカナダの非定型BSEプリオンを接種したTgBoPrPマウス脳より抽出した異常プリオン蛋白質は、ウェスタンブロット法を用いた解析において、同様のバンドパターンを示す(図2)。
成果の活用面・留意点 非定型BSEの起源および蔓延防止対策を考える上で重要な情報となる。
図表1 235684-1.jpg
図表2 235684-2.jpg
研究内容 http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2011/170b2_10_13.html
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