タイトル | キナーゼ阻害剤を使用した自己増殖能を有するブタES様細胞株の樹立 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2010~2012 |
研究担当者 |
原口清輝 菊地和弘 中井美智子 徳永智之 |
発行年度 | 2012 |
要約 | ブタ胚盤胞から内部細胞塊を取り出し培養する過程において、3種類のキナーゼ阻害剤(GSK3β、MEK、ROCK阻害剤)を使用することで自己増殖能を有するLIF依存性のES様細胞株が樹立される。 |
キーワード | ブタ、ES細胞、ES様細胞、自己増殖能、キナーゼ阻害剤 |
背景・ねらい | 1990年以来、世界中の研究者らによって行われてきたブタES細胞の樹立は未だ成功には至っていない。胚盤胞分離培養(outgrowth culture)から数回の継代培養で得られた“ES様細胞”に関する報告はいくつかみられるが、継代培養中に分化や死滅が起こり、よって自己増殖能を有する細胞株の報告は無い。ブタES様細胞が自己増殖能を有していれば、獣医畜産分野における薬剤試験や毒性試験などへの応用が期待できる。また、真のブタES細胞株樹立の足がかりが得られることも期待される。本研究は、3種類のキナーゼ阻害剤(GSK3β阻害剤:CHIR99021、MEK阻害剤:PD184352、ROCK阻害剤:Y27632)を用いて、自己増殖能を有するブタES様細胞株を樹立し、その特性を解析する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/2012/130c0_01_02.html |
カテゴリ | 豚 薬剤 |