タイトル | 異種動物間PMCA法を用いたスクレイピープリオン蛋白質の超高感度検出 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2008~2012 |
研究担当者 |
村山裕一 今村守一 舛甚賢太郎 下嵜紀子 吉岡 都 毛利資郎 横山 隆 |
発行年度 | 2012 |
要約 | 正常なマウスの脳乳剤を基質とするPMCA法(異種動物間PMCA法)により、ヒツジスクレイピーに由来するプロテアーゼ抵抗性の異常プリオン蛋白質(PrPSc)を高感度で増幅・検出することができる。 |
キーワード | ヒツジスクレイピー、異常プリオン蛋白質、マウス、PMCA、超高感度検出 |
背景・ねらい | 伝達性海綿状脳症の病原体は異常プリオン蛋白質(PrPSc)であると考えられている。このPrPScはいわゆる「種の壁」により異種の動物へは伝達されにくく、動物種を超えて発症に至ることは希だが、Protein misfolding cyclic amplification (PMCA) 法と呼ばれる人為的な増幅反応により、試験管内では異種動物の正常なプリオン蛋白質(PrPC)をPrPScに変換、増幅できる例が報告されている。本研究では、同種間PMCA法では増幅が困難なヒツジスクレイピー由来のPrPScを異種動物間PMCA法により増幅し、高感度で検出する手法を確立する。 |
成果の内容・特徴 | ヒツジスクレイピー由来のPrPScは、正常なマウスの脳乳剤を基質とする異種動物間でのPMCA法により増幅できる。ヒツジのプリオン蛋白質で知られる136、154、171番目のアミノ酸の違いによる5つの型のうち少なくともARQホモ型、AHQホモ型のスクレイピー症例においてPrPScを超高感度に検出できる。
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2012/170b2_03_13.html |
カテゴリ | 抵抗性 羊 山羊 |