タイトル | 牛初乳の凍結融解処理は牛白血病の感染性を失わせる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2010~2012 |
研究担当者 |
菅野 徹 石原涼子 畠間真一 尾宇江康啓 枝松弘樹 今野泰博 立花 智 村上賢二 |
発行年度 | 2013 |
要約 | 牛白血病ウイルスの感受性が高い羊に、凍結融解処理した牛白血病陽性牛の初乳から分離した白血球を接種しても、感染が成立しない。牛白血病ウイルス伝播防止対策の一つとして凍結融解した初乳の使用が有効である。 |
キーワード | 牛白血病、初乳、凍結融解、伝播防止 |
背景・ねらい | 牛白血病ウイルス(BLV)の伝播は感染リンパ球の体内への侵入により成立するが、その経路には濃厚な接触や吸血昆虫そして人為的な原因による水平感染と親子間の垂直感染があげられる。このうち感染母牛の初乳を介した子牛への感染の危険性には不明な点が多い。また、初乳の凍結融解処理による牛白血病プロウイルスの不活化については、熱処理とともに牛白血病対策として用いられているが、具体的な科学的データが乏しい。そこで、BLV感染母牛由来初乳のBLV感受性が高い羊への腹腔内接種試験により、初乳中ウイルスの感染性の確認と初乳の凍結融解処理によるBLV伝播防止の検討を行う。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2013/13_051.html |
カテゴリ | 病害虫 飼育技術 肉牛 乳牛 羊 防除 |