タイトル | 育苗期に発生する水稲種子伝染性病害の鉄コーティングによる防除効果 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター |
研究期間 | 2011~2013 |
研究担当者 |
宮川久義 山内 稔 |
発行年度 | 2013 |
要約 | 粒度の粗い鉄粉を用い鉄コーティング種子調製機で作製した実用レベルの水稲鉄コーティング種子は、育苗期のもみ枯細菌病(苗腐敗症)、苗立枯細菌病およびばか苗病の発病を抑制する。この病害防除機作は鉄粉の酸化熱による殺菌作用ではない。 |
キーワード | 鉄コーティング種子、水稲、鉄粉粒度、育苗期病害、防除 |
背景・ねらい | これまで各種病原菌を保菌した水稲種子を鉄コーティングすると、種子伝染性の育苗期病害が抑制されることが報告されている(井上ら、2009)が、それは従来使っていた主に粒度の細かい鉄粉(DSP317)を用いて、実験室内で風乾した研究レベルの結果である。また、DSP317鉄粉は他の鉄粉に比べ防除効果がやや高い傾向で、鉄粉粒子の粗細の影響が示唆された(井上ら、2012)。一方、鉄コーティング湛水直播の普及に伴い鉄コーティング種子を大量製造する際には、消防法の危険物に該当しない粒度の粗い鉄粉を使い、鉄コーティング種子調製機に搬入して表面を十分錆びさせ仕上げている。そこで、この実用レベルの鉄コーティング種子の病害防除効果を検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/warc/2013/warc13_s01.html |
カテゴリ | 病害虫 育苗 乾燥 直播栽培 水稲 農薬 播種 防除 もみ枯細菌病 |