| タイトル | ヨーロッパ腐蛆病菌のミツバチ幼虫内動態 |
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| 担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
| 研究期間 | 2013~2015 |
| 研究担当者 |
髙松大輔 佐藤真澄 芳山三喜雄 |
| 発行年度 | 2015 |
| 要約 | ヨーロッパ腐蛆病はミツバチ幼虫の腸管感染症である。その発症過程においてヨーロッパ腐蛆病菌は中腸内で増殖し、菌からの何らかの物質が体内に拡散して幼虫に悪影響を与えている可能性がある。 |
| キーワード | ミツバチ、ヨーロッパ腐蛆病菌、腸管感染症、病理組織学的解析 |
| 背景・ねらい | ヨーロッパ腐蛆病菌はミツバチの家畜伝染病であるヨーロッパ腐蛆病の原因菌である。本菌の存在は100年以上前から知られているものの、分離培養した菌による病気の再現が安定しなかったこともあり、本病の発病機構は未だ十分に解明されていない。近年、我々は継代培養を繰り返しても安定的にミツバチ幼虫にヨーロッパ腐蛆病を引き起こすヨーロッパ腐蛆病菌株を発見した。本研究では、ヨーロッパ腐蛆病の発病機構解明の一助とするため、安定した病原性を示す菌株を経口感染させたミツバチ幼虫を病理組織学的に解析し、幼虫内における経時的なヨーロッパ腐蛆病菌の分布と動態を明らかにする。 |
| 成果の内容・特徴 |
1)摂取された菌が中腸上皮細胞を覆う囲食膜に付着し(図B、B')、増殖しはじめる(図C、C')。 2)増殖過程で、菌から放出された何らかの物質が体内に拡散していく(図B、B'、C、C')。 3)やがて菌が腸内を埋め尽くし(図D、D')、囲食膜と中腸上皮細胞が変性・崩壊する(図E、E')。 という経過をたどり、死亡する(図F)。
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| 成果の活用面・留意点 |
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| 図表1 | ![]() |
| 研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/niah/2015/niah15_s05.html |
| カテゴリ | ミツバチ |