タイトル | カキ「富有」におけるカキノヘタムシガ第1世代幼虫の防除適期は満開10日後である |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門 |
研究期間 | 2010~2013 |
研究担当者 |
新井朋徳 杖田浩二 奈良井祐隆 澤村信生 外山晶敏 土`田聡 |
発行年度 | 2016 |
要約 | カキノヘタムシガの第1世代幼虫がまだカキの芽から果実に移動していない「富有」の満開10日後を防除適期と設定することにより、「富有」の生育状況が平年と相違しても被害を効果的に抑制できる。 |
キーワード | カキノヘタムシガ、カキ、富有、満開日、防除適期 |
背景・ねらい | カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)はカキの芽や果実を加害する害虫である。本種は年2回発生し、主に芽に産卵し、ふ化した幼虫はいくつかの芽を食害した後、果実を食害する。食害された果実はやがて変色して落果する。果実内部に食入した幼虫には散布した薬液が十分に到達しないため、防除は幼虫が果実に食入する前までに実施する必要がある。カキノヘタムシガの防除適期は成虫の発生状況や幼虫による芽の食害発生時期を調べることで把握できるが、これらの調査は労力的に負担が大きく技術的にも習熟を要することから、個々の農家レベルでは防除暦に従った散布が行われることが多く、カキノヘタムシガの発生およびカキの生育ステージを反映した適切な防除が困難であった。これらのことから、「富有」の満開日と第1世代幼虫の芽および果実食入時期の関係を解明し、「富有」の満開日を指標とした省力かつ簡便な防除適期の把握法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nifts/2016/16_032.html |
カテゴリ | 病害虫 害虫 かき 防除 薬剤 |