タイトル | ラクトフェリンは角化細胞の分化とバリア機能形成を促進する |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産研究部門 |
研究期間 | 2014~2016 |
研究担当者 |
高山喜晴 青木玲二 内田良 田島淳史 青木綾子 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 表皮は生体への異物の侵入を防ぐバリアとして機能する。表皮を構成する角化細胞は基底層から解離して分化し、角質層を形成することでバリア機能を担う。ラクトフェリンはヒト角化細胞の分化を促進し、バリア機能を亢進させる。 |
キーワード | 表皮、バリア機能、インボルクリン、フィラグリン、SREBP-1 |
背景・ねらい | 生体の最外層に位置する表皮は、アレルゲンや細菌などの異物の侵入を防ぐバリアとして機能する。表皮を構成する主な細胞である角化細胞は、分化に伴い基底膜から解離して表層に移行し、角質層を形成することでバリア機能を担う。アトピー性皮膚炎などの炎症性皮膚疾患を予防・治療するためには、表皮のバリア機能を維持・回復させ、外部からの異物(アレルゲン)の侵入を防ぐことが重要である。一方、乳に含まれる鉄結合蛋白質であるラクトフェリンは、抗菌活性や免疫賦活作用を持つ生体防御因子であることが知られている。本研究は、角化細胞の分化と、それに伴うバリア機能の形成に対するラクトフェリンの効果を示したものである。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nilgs/2016/nilgs16_s12.html |
カテゴリ | くり 播種 |