タイトル | 水田水温を利用した発育モデルによる水稲出穂予測の精度向上 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター |
研究期間 | 2010~2016 |
研究担当者 |
桑形恒男 長谷川利拡 石郷岡康史 福井眞 近藤始彦 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 水稲の出穂期は、水田水温の影響を取り入れることで、気温のみを使用した場合より高精度で予測できる。モデル結合型作物気象データベース(MeteoCropDB)で提供するアメダス各地点の水田水温の推定値を活用することで、出穂予測の精度向上が期待される。 |
キーワード | 水稲、気候変動、データベース活用、出穂予測、水田水温 |
背景・ねらい | 水稲の主要な発育ステージである出穂期の早晩は、温度条件によって大きく変動し、作物暦、生育、収量などに影響するため、気候変動の影響評価では第一に考慮すべき要素である。これまで出穂予測に関わる温度変数としては主に気温が利用されてきたが、成長点が水面下にある生育前半には水温の影響が大きい。そこで本研究では、コシヒカリを対象に、温度変数として水温を取り入れることによって、出穂予測の精度向上を図る。水温と気温の差は、地域によって異なるため、水温導入による精度向上も地域によって異なるものと考えられるが、その程度は明らかではない。そこで、全国の水稲作況調査(758データ)と気象データベースを活用して、水温導入モデルの効果の地域的特徴を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niaes/2016/niaes16_s03.html |
カテゴリ | 亜熱帯 水田 水稲 データベース 品種 |