| タイトル | 東シナ海における以西底びき網漁業の現状:漁獲対象魚種の分布、水揚金額、投棄魚の種組成からの考察 |
|---|---|
| 担当機関 | (国研)水産研究・教育機構 西海区水産研究所 |
| 研究期間 | 2014~2016 |
| 研究担当者 |
川内陽平 酒井 猛 青沼佳方 |
| 発行年度 | 2017 |
| 要約 | 東シナ海における調査の結果、重要底魚資源の分布は日本が利用する漁場で多く、外国漁船が多く操業する海域で少なかった。以西底びき網(以西)の水揚金額もこれに同調した。投棄魚の種組成も漁場間で大きく異なり、漁獲圧の違いが影響した可能性がある。以西の合理的・持続的な操業には、日本漁船の主漁場の適切な利用と、外国漁船の漁場における周辺国と協調した管理が重要である。 |
| 背景・ねらい | 外国漁船の進出等によって衰退した以西底びき網漁業(以西)が効率的かつ持続的に漁業を行うためには、対象資源の分布と漁場別の漁獲状況を考慮した合理的な操業・管理方針を検討することが重要である。そこで、2そうびき以西漁船を用船して行った漁獲調査(用船調査)と着底トロールによる広範囲での調査船調査の結果から、日本漁船と外国漁船の各漁場における近年の漁獲対象魚種(キダイ、アカムツ)の分布状況を調べた。また、用船調査における曳網毎の水揚金額を推定し、漁場間での違いを検討した。さらに、投棄魚の種組成から、漁業と生物相の関係を考察した。 |
| 成果の内容・特徴 |
現在、以西において漁獲の主対象となっているキダイ成魚は日本漁船の主漁場で多く、水揚金額も概ねそれに同調して当該漁場で高くなっている。本種の資源動向は長期的に増加傾向を示していることから、現状、日本漁船の主漁場における資源を適切に管理・利用していくことが合理的である。一方、外国漁船の漁場では、深場でアカムツの漁獲が多く、キダイ未成魚も広く分布している。また、同漁場では、漁業が生物相に与える影響も日本漁船の主漁場とは異なる可能性があることから、関係国との協調の下、資源・生態系の状態をモニタリングし、管理を実施していくことが重要である。 |
| 成果の活用面・留意点 | 本研究で示した資源・漁場の現状は、操業の縮小が著しい以西の合理的な操業を維持し、東シナ海全体の資源・漁業の持続性を考慮した管理方針を具体的に検討する上で、有効な知見として活用が期待できる。 |
| 研究内容 | http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=7085&YEAR=2017 |
| カテゴリ | モニタリング |
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