タイトル | スーダンサバンナでは間作を除いた保全農業で十分土壌侵食を抑制できる |
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担当機関 | (国研)国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 2011~2015 |
研究担当者 |
伊ヶ崎 健大 南雲 不二男 Simpor? Sa?dou Barro Albert |
発行年度 | 2018 |
要約 | スーダンサバンナでは最小耕起と作物残渣マルチの2要素からなる保全農業で土壌侵食を抑制でき、「マメ科作物との間作」という要素を加えても更なる土壌侵食抑制効果は得られない。 |
キーワード | サブサハラアフリカ, 半乾燥地, 砂漠化, 畑作, 水食 |
背景・ねらい | 西アフリカのスーダンサバンナ(年平均降水量が600~900 mmの半乾燥地)では、水による土壌侵食(表層土壌が削られる現象で水食と呼ばれる)を主要因とする砂漠化が深刻である。FAOは土壌侵食を抑制する技術として①土壌かく乱の最小化、②有機資材による土壌被覆、③マメ科作物(例えばキマメなど)との輪作/間作の3要素をパッケージ化した保全農業を世界的に推進している。しかし、スーダンサバンナでは農民に3要素の全てを実施する余裕がないため、保全農業は普及していない。従って、今後保全農業を土壌侵食対策として普及するためには、少しでも農民の負担を軽減すべく、パッケージ化された3要素の全てが本当に土壌侵食の抑制に不可欠なのか再検討する必要がある。特にマメ科作物との間作(当地域では輪作より間作が一般的である)は土壌侵食の抑制に貢献しない可能性があることから、その検証は喫緊の課題である。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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オリジナルURL | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2018_a05 |
研究内容 | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2018_a05 |
カテゴリ | 乾燥 ソルガム 輪作 |