タイトル | 環礁島の地下淡水レンズの汚染源対策は地下水の滞留時間にも配慮すべきである |
---|---|
担当機関 | (国研)国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 2011~2015 |
研究担当者 |
飯泉 佳子 大森 圭祐 新田 直人 |
発行年度 | 2018 |
要約 | マーシャル諸島共和国では、発生源から環境中に排出される窒素負荷量は豚舎において最大である。大規模な豚舎に加え、地下水の滞留時間が長い島の外洋側や南側から汚染源対策を導入することが効果的である。 |
キーワード | 淡水レンズ, 地下水, 窒素, 発生源対策, 環礁島 |
背景・ねらい | 最大標高数m程度の低平な環礁島により国土が形成される小島嶼開発途上国では、地下に賦存する淡水レンズ(地下の海水の上に浮かぶレンズ状の淡水)を主な水資源として利用することが多い。しかし、環礁島では土壌の透水性が高く、直上の集落からの生活排水や農地や畜舎からの汚水の混入などによる地下水汚染のリスクが高いため、現状の把握とそれに基づく効率的な発生源対策が重要である。マーシャル諸島共和国マジュロ環礁ローラ島(面積:1.8 km2、平均標高:約2~3 m、人口:1,860人)を対象に(図1)、淡水レンズ地下水の硝酸性窒素による汚染の状況を把握して、原単位法による家屋、豚舎、畑地からの窒素負荷排出量の試算に基づく汚染リスクの分布を推定し、地下水の滞留時間を考慮した効率的な対策の導入法を提案する。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
オリジナルURL | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2018_a07 |
研究内容 | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2018_a07 |
カテゴリ | 豚 |