タイトル |
メッシュ農業気象データをいつでも利用できるモバイルアプリ |
担当機関 |
(国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 |
2017~2018 |
研究担当者 |
根本学
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発行年度 |
2018 |
要約 |
本アプリは、農研機構メッシュ農業気象データをスマートフォンで閲覧できる機能を持ち、利用者は登録した農地の気象環境を把握することができる。
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キーワード |
農研機構メッシュ農業気象データ、モバイル用アプリ
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背景・ねらい |
国内農地の気象環境を1kmの空間解像度で利用可能なデータとして、農研機構メッシュ農業気象データが公開されており、このデータ利用のために、Python用のライブラリ/プログラムサンプル、データ取得用エクセルファイルなどが開発され、これらも合わせて公開されている。しかしながら、これらの利用にはパソコンとインターネット環境が必要で、屋外での利用は難しかった。そこで、野外で簡単にメッシュ農業気象データを利活用することを目的としてメッシュ農業気象データを表示し、利活用できるスマートフォン用アプリを開発する。
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成果の内容・特徴 |
- 本アプリは、プログラミングの知識や、PCを必要とせず、スマートフォン端末で、メッシュ農業気象データを表示することができる(図1)。
- 本アプリの名称は「農地気象環境診断アプリ」である。同じ機能を有するAndroid用、iOS用の2種類があり、ほぼ全てのスマートフォンで使用できる。
- 10地点までの地点登録が可能であり、登録した地点におけるメッシュ農業気象データをグラフ表示および、リスト形式で表示できる(図2)。
- 日別値のメッシュ農業気象データを、半旬、旬、月、年ごとの統計値として表示することができる。
- 任意の期間における積算値を計算し、リスト表示することができる。
- 作物の生育や収穫などの指標に広く使用される有効積算気温を表示することができる。
- 農地気象環境を比較するツールとして、3地点までの気象値の比較が可能となる。
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成果の活用面・留意点 |
- 普及対象:全国の農業者、公設試験場、普及組織など。(メッシュ農業気象データの利用には利用登録が必要。)
- 普及予定地域・普及予定面積・普及台数等:日本全国で利用可能
- その他:メッシュ農業気象データの利用登録は、アプリ内からも表示できる利用者登録サイトで行う。iOS用はAppStore、Android用はGoogle Playストアからダウンロードして利用する。以下のQRコードからもアクセスできる。
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研究内容 |
http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/harc/2018/18_060.html
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カテゴリ |
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