タイトル | ハウス内を局所冷却するトマト2次育苗装置「作物育成システム」による果実増収効果 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農業研究センター |
研究期間 | 2014~2016 |
研究担当者 |
村上健二 杉浦誠 村井恒治 鈴江康文 川嶋浩樹 吉越恆 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 「作物育成システム」は、農POフィルムによって仕切られた枠内を簡易設置型パッドアンドファン装置(簡易PF)で冷却するシステムである。本システムはハウス内で使用し、このシステム内で約2週間2次育苗したトマト苗の使用により、定植後の果実収量が約30%増加する。 |
キーワード | 作物育成システム、簡易設置型パッドアンドファン装置、局所冷却、2次育苗、トマト |
背景・ねらい | 中山間地と平坦地が近接する近畿中国四国地域では、冷涼な中山間地の雨よけ栽培や温暖な平坦地の抑制栽培等によって、トマトが周年供給されている。しかし、抑制栽培では、夏季に育苗後定植するため、着果数の減少や花落ち等によって9~10月の生産量が低下する。この問題に対しては、冷涼な中山間地で育苗した良質な苗を、平坦地の抑制栽培本圃に供給する産地間連携が有効であるが、近年、中山間地でも夏季の気温が上昇傾向にあり、トマトの育苗に際し、さらに苗冷却の対策が必要となっている。一方、小規模園芸施設の冷却装置として、簡易PFが開発されている。そこで、育苗時の高温を抑制するため、簡易PFでトマト苗を効率的に冷却する「作物育成システム」を開発、中山間地のトマト生産施設に導入し、苗冷却による増収効果を平坦地の抑制栽培で明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/warc/2018/warc18_s09.html |
カテゴリ | 肥料 育苗 栽培技術 中山間地域 トマト |