タイトル | ジャガイモシロシストセンチュウ(Gp)の総合管理技術 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | ---- |
研究担当者 | |
発行年度 | 2020 |
背景・ねらい | 2015年に北海道のバレイショ産地で侵入害虫Gpが国内初確認され、まん延を防ぐため、翌年から植物防疫法に基づく緊急防除が開始されました。緊急防除の着実な推進とGpの封じ込めを図るため、Gpの検査技術や効果的な防除技術、抵抗性品種の開発など、総合的な管理技術の開発が求められました。 |
成果の内容・特徴 | 検査技術を確立 DNA診断により高精度かつ効率的にGp発生の有無を判定できます。 防除技術を確立 くん蒸剤処理と捕獲作物栽培の防除効果を実証し、Gp密度低減技術を体系化しました。Gp密度を早期に検出限界以下へ低減できます。 抵抗性品種の実用化 デンプン収量が従来品種と同等のGp抵抗性品種「フリア」を選抜し、種いもを緊急増殖して、早期に現地導入しました。緊急防除終了後に本品種を導入することで、Gpの再発を抑制した持続的なバレイショ生産が可能となります。 ■参考情報 ・緊急防除の効率化に貢献するジャガイモシストセンチュウ類2種の同時診断技術 https://www.naro.go.jp/project/results/4th_laboratory/harc/2019/19_054.html ・ジャガイモシロシストセンチュウの緊急防除対策技術 https://www.naro.go.jp/project/results/4th_laboratory/harc/2020/20_045.html ・ジャガイモシストセンチュウ類2種の同時判別技術標準作業手順書 https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/naro/sop/151619.html ・Sakai H. (2019) Nematological Res. 49(2) 19-27 https://doi.org/10.3725/jjn.49.19 ・浅野賢治(2020)農研機構技報7 34-35 https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/naro_technical_report_no7.pdf |
図表1 | |
研究内容 | https://www.naro.go.jp/project/results/juten_fukyu/2020/juten03.html |
カテゴリ | 害虫 管理技術 シロシストセンチュウ 診断技術 抵抗性品種 ばれいしょ 品種 防除 |