要約 小麦品種「しゅんよう」は、「ワカマツコムギ」より早熟で、収量性・外観品質が優れる。また、難穂発芽性で、安定した加工適性を有することから、福島県会津地域を中心とした小麦作の安定化が期待できる。 ...
要約 「オープンチャンバー法」により測定した稲わら燃焼過程における二酸化炭素、一酸化炭素、メタン、亜酸化窒素の発生量は、稲わら中の炭素あるいは窒素のそれぞれ57~81%、5~9%、0.4~0.9%、0.58~0.75%であ...
要約 収穫時の「こぼれ籾」から発生する稲の防除はプレチラクロールを含んだ除草剤が有効で、プレチラクロールを含んだ除草剤は移植直後までの処理で効果が高い。 背景・ねらい 収穫時の「こぼれ籾」から翌年発生...
要約 ダイズシストセンチュウの卵寄生菌〔Fusarium oxysporum (H2-09菌株)〕を分離した。本菌は、25作物に病原性がなく、PS液体培地で27℃で振とう培養すると3日以降多数の胞子を形成した。本菌の線虫卵に対する寄...
要約 褐色森林土リンゴ園において,pH,置換性石灰などの土壌特性の長期間にわたる変動は,年間の窒素施肥量が5kg/10aを超すと,悪変した。また,リンゴ樹の年間の窒素吸収量は10kg/10aで,この50%が土壌に還...
要約 窒素を多肥するとリンゴ樹の生育は旺盛であったが,収量,果実重への効果はなかった。また,着色良果率,果汁糖度,果肉硬度は低い値を示し,10年以上経過すると生育量の低下が大きい。窒素は5kg/10a程度で...
要約 広食性蚕の上蔟方法を検討するため、その登蔟性について調査した。上蔟ネット上の登網割合は品種間による差はなかったが、回転蔟への登蔟時間は遅くなった。しかし、β-エクダイソンを散布すると、その登蔟時...
要約 湯練り人工飼料用の簡易な棒状飼料切断機を開発し、その切断機の特徴を明らかにするとともに、作業能率について従来の方法と比較したところ、飼料切断機がかなり優れた。 背景・ねらい 最近、人工飼料育期間...
要約 イミダゾール系化合物(KK-42)投与により誘導した原蚕の三眠蚕は四眠蚕に比べて産卵性は優れ、次代蚕の飼育成績も遜色がなかったことから、原蚕飼育にKK-42が利用できる。 背景・ねらい イミダゾール系化合物...
野菜用ロータリーカルチおよびアズールスプレーヤの桑園での利用法の確立
要約 トラクターに連結する野菜など他作物用管理作業機を桑園用管理作業機に改良した。ロータリーカルチは中耕および雑草防除作業、アズールスプレーヤは除草剤および害虫防除薬剤散布作業に対応することがわかっ...
要約 MEP剤、DEP剤、DDVP剤を散布した桑葉から抗有機リン剤血清を用いた競合法ELISAによって、薬剤を検出することが可能であった。 背景・ねらい 飛散農薬等によって汚染した桑葉の給与による事故の発生は蚕作に...
要約 秋播きデルフィニウムの早出しのための加温開始時期は、品種によって異なり、5度C以下低温に「マジックファンテンズ」は200時間、「アストラット」は300時間程度以上遭遇した後である。 背景・ねらい 秋に定...
要約 隔離床に配置したランナーに、遮光遮熱フィルムで短日処理を行うことによりイチゴの花芽分化が促進され、11月からの早出しが可能となる。比較的大苗の方が花芽分化が早く、収量も多い傾向であった。 背景・...
要約 育苗にはセル容器を使用し、培養土にバーミキュライト、ピートモス、慣行床土を組み合せて混合した床土を用い、2月上旬にアスパラガスを播種する。これを60日育苗後4月上旬に機械定植して株養成し、株を掘り...
要約 無加温半促成栽培における半つる性サヤインゲンの品種特性を、つる性品種(ケンタッキーワンダー)と比較調査した結果、収穫さや数の推移、さやの外観から3つのタイプに分類され、その中で最も適する品種はケ...
要約 ナシ輪紋病菌に対する果実感受性は、果実肥大生長とともに変化し、「幸水」では6月上旬~8月上旬。「豊水」では6月上旬~7月中旬まで高い水準にあり、その後急激に低下した。「幸水」に比べ「豊水」では早い...
要約 新梢生育期が冷涼で、腋花芽着生が困難なやませ地帯の「幸水」予備枝としては2年生予備枝方式で腋花芽着生を促進することができる。1年目は太さ9~11mmの新梢を30~40cmで切り返し、2年目は10~20cmで切り返...
濃厚飼料に食塩を添加して、放牧牛に濃厚飼料を均等に給与する方法
要約 食塩添加によって濃厚飼料の均等給与ができる。交代で採食するので飼槽は通常の1/3に節約でき、採食できない牛は減少する。晩秋の子付き母牛でも低Mg血症が予防できる。飲水が十分有れば、食塩中毒は起こら...
要約 水稲の開花期における高温と不稔の発生について、温度勾配チャンバーを利用して検討した。不稔の発生は、出穂後7日間の高温デグリーアワーが大きいほど増加する。 背景・ねらい 1994年の水稲の出穂期は、最...
要約 慣行床土とバーミキュライトとおよびピートモスをを混合した培地のセルトレイで育苗した苗を、開孔型野菜移植機で移植することにより、アスパラガスの機械移植が可能である。 背景・ねらい 福島県の中山間地...