カラタチのカンキツトリステザウイルス抵抗性と連鎖するDNAマーカー
要約 カラタチのカンキツトリステザウイルス(CTV)抵抗性遺伝子近傍のゲノム配列から設計したDNAマーカーを用いて葉のDNA分析を行うことにより、カラタチのCTV抵抗性遺伝子を有する個体を早期に識別することが...
要約 ガレート型カテキンの渋味は、ペクチンとの複合体形成により抑制される。一方で、非ガレート型カテキンは、ペクチンとの複合体形成が困難であるため、その渋味はほとんど抑制されない。 キーワード ガレー...
要約 接ぎ木で育成した穂木と台木の品種が異なる茶樹では、穂木の枝条形態は台木品種による影響は大きいが、台木根系形態への穂木品種の影響は比較的小さい。 キーワード チャ、接ぎ木、枝条、根系、穂木、台木...
要約 焙じ茶に含まれるアクリルアミド含量は、茶葉を温度180℃で10分焙煎した時に最高になる。また、焙煎後のアクリルアミド含量は、焙煎前の原料茶葉のアスパラギン含量の影響を強く受ける。 キーワード アクリ...
要約 加温して遅くまで生育した茶樹の一番茶新芽は、露地で秋に生育が停止する茶樹に比べて新芽重が不揃いで、全新芽数が少なく、全新芽重も少ない。また、カテキン類含量が高く、全窒素含量が低い。 キーワー...
茶園用送風式農薬散布機による減量散布とチャのハマキガ類、炭疽病、輪斑病の防除効果
要約 送風式農薬散布機を利用して散布薬液を減量しても、チャのハマキガ類や炭疽病、輪斑病に対して、動力噴霧機等を用いた通常の農薬散布とほぼ同等の防除効果が得られる。病害虫や薬剤の種類によっては、散布...
「べにふうき」緑茶のスギ花粉症状軽減効果とショウガエキス添加の増強効果
要約 「べにふうき」緑茶長期飲用により、スギ花粉症状の悪化はメチル化カテキンを含有しない緑茶の長期飲用に比べ有意に抑制される。この抑制効果は、ショウガエキスの添加により増大する。 キーワード エピガロ...
クワシロカイガラムシ孵化盛期調査のための微小昆虫捕獲装置と画像処理計数法
要約 乾電池で駆動するファンとカートリッジ式粘着シートを組合せた微小昆虫捕獲装置は、捕獲効率が高く取り扱いが容易なため、クワシロカイガラムシ孵化幼虫の発生消長を簡便に調査できる。捕獲虫数を自動計数...
背景・ねらい 静岡県御前崎周辺の榛南海域における藻場の修復と適切な管理のため、藻食性魚類の分布や生態、藻場に対する影響を明らかにし、藻食性魚類に対する食害防除策を検討した。
成果の内容・特徴
背景・ねらい カツオ竿釣り船では撒き餌としてイワシ類の活魚が用いられているが、近年のマイワシ漁獲量の減少により、餌料用のイワシ類が不足している。イワシ類は高水温に弱く船上蓄養中は冷却海水が用いられる...
要約 カツオ卵巣のリゾホスファチジルコリン(LPC)含量・ホスホリパーゼA1(PLA1)活性を海産6魚種と比較した。カツオ卵巣はLPC含量が高く、かつPLA1活性も高かった。精製リン脂質を基質としてカツオ卵巣粗酵素で加...
西部北太平洋におけるサメ類のCPUEとヨシキリザメ体長の長期変動
背景・ねらい Ward & Myers (2005)は太平洋熱帯域において、漁業により大型マグロ類やサメ類等の高次捕食者が間引かれて行った結果、それらの資源量と平均サイズの大幅な減少が見られると報告し、世界的に注...
背景・ねらい かじき類ではハビタットモデル(かじき類とはえ縄漁具(釣針)両者の鉛直分布確率を掛け合わせて、かじき類に対する有効努力量を推定する方法)でCPUEの標準化を行っている。しかし、これは、はえ縄...
背景・ねらい 海産多産性魚類では生活史初期に激しい減耗が生じ,この初期減耗が資源変動に大きく影響する。クロマグロを含むサバ科魚類は初期成長が速いことが知られており,初期生残過程において成長は重要な要...
GISによる農産物直売所の商圏確認と効率的な広報・宣伝活動の可能性
要約 直売所の来店者の属性をアンケート調査により把握し、GISを利用すれば直売所の商圏が確認できるとともに、商圏の狭い直売所では来店可能性の高い潜在的消費者を絞り込め、効率的な広報・宣伝活動に役立て...
糖度の異なるマスカットとピオーネに対する消費者評価と希望購入価格
要約 消費者のマスカットとピオーネの評価は、地域にかかわりなく糖度15度台と17度台以上で大きく異なる。15度台は、「甘い」と評価しない消費者が17度台以上に比べて5~6倍多く、購入意向も低下する。逆に17度...
Phytophthora nicotianaeによるイチゴ疫病に対する罹病性の品種間差異
要約 「さがほのか」はイチゴ疫病に対して罹病性が高く、「さちのか」、「アスカルビー」は中程度、「紅ほっぺ」、「章姫」、「とよのか」、「とちおとめ」は低い。 キーワード イチゴ疫病、罹病性、品種間差異 ...
要約 ブドウの減農薬栽培で発生が多くなる鱗翅目害虫は、果房の被害や幼虫の形態で類似種を見分けることができる。 キーワード ブドウ、減農薬栽培、鱗翅目害虫、識別法 背景・ねらい ブドウで減農薬栽培を行うと...
要約 ハモグリバエ類天敵寄生蜂の優占種の一つであるハモグリミドリヒメコバチは、リケッチア感染の有無で産雌性単為生殖、産雄性単為生殖系統に分けられ、野外では両系統が混在する。カンムリヒメコバチはボルバ...
要約 病害抵抗反応時に発現するバイオフォトン(生体微弱発光)は、病害抵抗性誘導剤の作用により発光量が増大する。この現象に基づき、病害抵抗性誘導活性の有無が迅速、安価、簡便に評価できる。 キーワード 病害...