要約 景観作物として栽培したナタネを、開花後40日頃に緑肥として鋤込み、水稲の窒素施肥量を30~50%減肥することによって、玄米蛋白の低い良質米の安定生産ができる。大分県農業技術センター・水田利用部 背景・...
水稲「ヒノヒカリ」の低蛋白米生産のための生育診断に基づく穂肥施用技術
要約 水稲「ヒノヒカリ」において、穂肥施用前(出穂前20日)の草丈×GM値(葉色値)を穂肥施用量の判断基準として活用できる。収量を保ちつつ低蛋白米生産に向けた穂肥施用量は草丈×GM値2500以下では窒素成分で3kg/10...
要約 県内各地で観測される様々な気象データをWWW上で公開するためにPC-UNIXを利用してWWWサーバを構築し、観測種類ごとの検索システムを開発した。また、迅速な公開を可能にするために、データホストで生成され...
コルヒチン処理によるカボス4倍体の作出とフローサイトメトリーを用いた倍数性検定
要約 多胚性であるカボスの胚をコルヒチン処理することにより、高率に4倍体を作出できる。また、培養1~2ヶ月後の幼植物の葉片でフローサイトメトリーを利用した倍数性検定が可能である。大分県農業技術センター...
要約 不耕起乾田直播栽培の全作業時間は10a当たり7.2時間と移植栽培に比較して35%の省力となり、1日あたりの家族労働報酬は38%増加する。大分県農業技術センター・農村計画部 背景・ねらい 不耕起乾田直播栽培(...
大分県のカンショから単離したSPFMVの新系統(SPFMV-JC)
要約 大分県のカンショから単離したSPFMVの系統は、既知系統(SPFMV-S、O、T)と異なる特性を示し、我が国においてこれまで報告されていないSPFMVの新系統であることが明らかとなったため、SPFMV-JCと命名する。...
Erysiphepolygoni型のOidium sp.によるうどんこ病に対するダイズの品種抵抗性
要約 大分県に新発生したダイズうどんこ病はErysiphe polygoni型のOidium sp.に起因するものである。本病に対しダイズ品種・系統の抵抗性には顕著な差異があり、「越前みどり枝豆」は罹病性、「むらゆたか」、「...
要約 考案した屋内設置型飼育施設を使い、人工飼料による1~2齢1回給餌で稚蚕飼育を行うと、農家の個人飼育あるいは、数戸の持ち寄り飼育による概ね10箱飼育を前提とした省力的稚蚕飼育が可能である。大分県農業...
要約 アルストロメリア栽培で夏季高温期に地中冷却を行うと、開花が前進し、1株あたりの採花本数および品質が向上する。この場合、床あたり1条で定植すると、慣行の2条定植に比べ品質が向上し、品種によっては単...
宿根アスターの育成系統「’94-124」と「’94-126」の作型適応性
要約 宿根アスターの育成系統「'94-124」と「'94-126」は、電照抑制栽培では摘心(台刈り)期が9月上旬以降の作型になるとロゼットが多発する。また、ロゼット打破期は「'94-124」は12月下旬、「'94-126」は11月...
要約 中山間地における野菜ジュース用ニンジンの栽培には、収量が多く、βカロテン含量が高い「つやべに110」を用い、7月上中旬に5cm間隔で1粒ずつ種子を封入したシードテープで播種し、160日程度生育させて...
要約 中山間地域における小ネギ栽培では、冬期の長繊維不織布のうきがけにより20日程度、セル苗利用の機械移植により20~30日在圃日数が短縮できる。機械移植した場合の在圃日数は最短で41日、最長で77日、年平均...
連続ペーパーポットを用いた露地栽培葉ネギの省力周年栽培における適品種と栽植様式
要約 露地栽培葉ネギの夏及び秋どり用品種には「鴨頭」、冬どり用品種には「T-1スリム」が適する。連続ペーパーポット1穴当たりの播種粒数は8粒とする。栽植様式は畦幅150cm、条間25cmの4条植えとする。大分県農...
要約 モモの加温栽培における電気マット埋設及びビニルマルチは、地温上昇効果が高い。とくに、電気マット埋設は、発根、発芽、開花、新梢伸長などの項目で生育促進効果が高い。大分県農業技術センター・果樹部 ...
要約 ナシ「晩三吉」の果実は、満開後150日まではほぼ直線的に成長をする。同一条件下では、満開後30日の初期肥大が良好であること、初期肥大時の気温が高いこと、7月の後期肥大時に十分な降雨があることで大果と...
要約 既存のナシ針金棚に対するパイプ補強と果実袋の枝がけは、晩生ナシの台風落果防止に非常に有効である。両者の併用によって、さらに落果防止効果が高まる。大分県農業技術センター・果樹部 背景・ねらい 台風...
要約 肉用牛の遺伝的産肉能力評価値を利用して高能力雌牛を選抜し、計画交配を実施することにより、高能力が推定される候補種雄牛の造成が可能となり、間接検定終了牛では優秀な結果が得られている。大分県畜産試...
血清飢餓培養を行わないウシ体細胞クローン胚およびクローン子牛の生産法
要約 牛の体細胞クローン胚を生産する場合、ドナー細胞として用いる体細胞は0.5%血清添加培養液で飢餓培養することなく、10%血清添加培養液で通常培養した細胞をドナー細胞として使用できる。この方法によって作...
スーダングラスおよびスーダン型ソルガムのロールベール調製技術
要約 スーダングラスHSK-1、ウルトラソルゴーがロールベール調製に適する。また、梱包型式では可変径型が発酵品質良好である。梱包時水分は55~65%で調製すると養分ロスが少なくサイレージ発酵品質も良好である。...
黒毛和種去勢牛肥育における肥育ステージ別ビタミンA適正給与量
要約 黒毛和種去勢牛肥育において、ビタミンA欠乏症を出さず、質量兼備の高品質牛肉を生産するためには、肥育牛の血中ビタミンA濃度を肥育前期(9~15ヶ月齢)に120IU/dlまで高め、中期(16~19ヶ月齢)に低下さ...