要約 2年間の大豆栽培後の2作目水稲では水稲栽培後の場合よりも生育・収量とも向上するが、玄米タンパク質含有率は上昇し、3作目小麦では生育・収量は低下傾向にある。大豆栽培後2作目の堆肥連用田の水稲では窒素...
ミカンキイロアザミウマのエマメクチン安息香酸塩乳剤およびクロルフェナピル水和剤に対する感受性低下
要約 大分県のピーマンとトルコギキョウから採集されたミカンキイロアザミウマ個体群は、エマメクチン安息香酸塩乳剤、クロルフェナピル水和剤に対して感受性低下が認められる。スピノサド水和剤に対しては、高い...
ブドウ晩腐病に対する梅雨明け直後までのビニル被覆と適正な袋かけによる発病軽減
要約 `巨峰'の雨よけ栽培で、晩腐病の発病は梅雨明け直後までビニルを被覆しておくことで抑制され、着色への悪影響は少ない。また、袋かけは果実袋へ雨水が流入するようなかけ方では発病が多くなるので、袋の止め...
要約 スイートピーの茎頂部の展開葉を中心に、発光ダイオードを用いて赤(660nm)及び青(450nm)の波長域の補光をすると、切り花のステムがしっかりした状態で伸長促進され、品質が向上する。 キーワード スイートピ...
要約 種子親の早晩性が同じで、花粉親の早晩性を変えた場合、花粉親の開花が早いほど、F1系統の開花は前進する。また、花粉親の早晩性が同じで、種子親の早晩性を変えた場合も、種子親の開花が早いほど、F1系統の...
要約 カラーピーマンのかん水同時施肥栽培において、時期別のかん水量を制御し、窒素施肥量を3割減肥で管理すると葉柄汁液中の硝酸態窒素濃度が1100~2000ppmで推移し、慣行栽培を上回る収量を確保できる。また、...
カラーピーマンの雨よけ栽培における有望品種の果実特性と整枝法
要約 中果系のカラーピーマン「シグナル」の3色の果実は、A品率が共に揃って高く、1果重がほぼ同等であり、袋詰め出荷に適している。収量は、側枝3~4節(葉数10枚)摘心の場合に多い。 キーワード カラーピーマ...
要約 中果系カラーピーマンの果実こうあ部の「ひび果」および「尻腐れ果」は、高気温で草勢が良く、果実の肥大が良好な場合に多発し、果実側面の「ひび果」、「変形果」および「小果」は高気温又は低気温、或いは...
トマトの雨よけ栽培におけるセル成型苗による隔離床かん水同時施肥栽培
要約 トマトの雨よけ栽培における隔離床で、かん水同時施肥栽培を行うと、セル成型苗を直接定植しても、慣行の土耕栽培に比べ生育制御が容易になり、収量、品質が向上する。 キーワード トマト、雨よけ栽培、かん...
面積及び施肥量を入力する新方式かん水施肥装置の果菜類栽培への適用
キーワード かん水施肥、ピーマン、トマト、かん水施肥パターン、栽培マニュアル 背景・ねらい 果菜類の栽培では、かん水や施肥の省力化、施肥量の削減および高品質果安定生産のためのかん水同時施肥栽培が導入さ...
要約 「豊里」は、「愛宕」に「新興」を交配して育成した晩生の赤ナシで、「新高」収穫後の10月中下旬に収穫される。糖度と酸度のバランスが良く食味良好で、貯蔵性が高い。 キーワード ニホンナシ、新品種、豊里...
要約 カボスの貯蔵では、収穫前の8月下旬にジベレリン10ppm以上を散布することで、果皮緑色を長期間保持することができる。その効果は、散布時期が収穫適期に近いほど高く、散布濃度が高いほど高い。 キーワード ...
ハウスミカンにおける収量とプラントキャノピーアナライザーで推定した加温前の葉面積指数との関係
要約 ハウスミカンにおける葉面積指数は、プラントキャノピーアナライザーで簡易に推定できる。また、加温前の圃場面積あたり葉面積指数が大きいほど、10aあたり収量が高くなる傾向がある。 キーワード ハウスミ...
要約 パーラー排水は40L/頭/日発生し、そのBOD、SS濃度は1,000mg/L以下であり無希釈で浄化処理可能である。この排水を浄化処理する施設の設置には40,000円/頭を要し、運転コストとして200円/頭/月必要となる。 キ...
体温常時遠隔監視装置を用いた乳牛出産時期の予測及び出産開始通報システムの開発
要約 家畜体温の常時遠隔監視技術と体温変化で出産時刻を予測できるシステムを開発した。出産の約24時間前より体温が低下することを捉え通報するシステムであり、破水等の出産開始も把握できる。飼養者の分娩監視...
要約 中山間地域における有機質肥料栽培では、100%有機肥料、特栽用50%有機肥料やペレット牛糞堆肥を用いても化成肥料並みの収量が得られる。穂肥を出穂前20日および30日に施用しても収量は同程度である。米ぬか...
要約 トラクタのロータリ整地板に取り付け、ロータリ両端に市販の培土板を装着することにより、畦立同時播種を良好に行うことが可能で、排水効果が高く、大豆の出芽安定に寄与できる簡易畦立機を開発した。 キー...
クロマグロ種苗生産過程におけるウイルス性神経壊死症の感染経路の解明
背景・ねらい ウイルス性神経壊死症(VNN)は,国内外において多くの魚種で発生し大きな問題となっているが,シマアジ以外のハタ類,クロマグロ及びヒラメなどの魚種では,その発生原因に不明な点が多く感染経路が...
背景・ねらい 豊前海のえび建網漁業は、主に5~10月にかけてクルマエビを対象に干潟域で操業されている。その際に、しばしば商品価値のない小型ガザミ等が混獲され、建網の損耗や作業時間の増大等の要因となり、...
チオファネートメチル剤耐性Fusarium graminearumの初確認
要約 大分県内の2004年産コムギにおいて、麦類赤かび病菌の一つであるF. grami-nearumのチオファネートメチル剤耐性菌が3圃場から5菌株分離された。これは本邦における初確認事例である。耐性菌5菌株はいずれもニ...