水稲品種「ヒノヒカリ」の代かき同時土中点播直播栽培における全量基肥施肥法
要約 水稲品種「ヒノヒカリ」の代かき同時点播直播・全量基肥栽培においては、速効性窒素肥料と被覆尿素肥料(45日抑制100日溶出タイプ)の配合割合は3:7程度が良く、地力中庸水田では慣行に比べ1割減肥、高地力...
要約 夏秋トマト「桃太郎8」の全量基肥施肥法でブレンド肥料(12ー12-6)を用いて窒素基準施肥量の35kg/10aに対して施肥量を3割削減した場合、灌水開始点をpF2.3(8月中旬以降は2.5)、灌水量1~3mm/回により、トマ...
要約 養液栽培において、原水中の養分組成や重炭酸濃度に応じ、安価な単肥を用いた単肥配合支援システムを活用することで、各作物別に簡易に多量要素、微量要素の配合組成を調整できる。この結果、増収や肥料コス...
傾斜地ナシ園における合成性フェロモン剤によるナシヒメシンクイの防除
要約 傾斜地ナシ園におけるナシヒメシンクイを対象とした交信攪乱による防除は,合成性フェロモン剤を広域かつ園地の傾斜上方とその周縁に重点的に設置すると十分な効果が得られ,殺虫剤の散布回数が削減できる。大...
要約 体長40cmのコイは、重さ1g(殻高16mm程度)のスクミリンゴガイを1日当たり約250頭、体長15cmのコイは重さ0.1g(殻高7mm程度)の貝を1日当たり約200頭捕食が可能である。また、体長40cmのコイは重さ6g(殻高30mm...
水稲湛水直播栽培におけるカルパー処理時薬剤種子混和処理による初期病害虫防除
要約 水稲湛水直播栽培のカルパーコーティング時にカルプロパミド水和剤を100g/種子3kg及びイミダクロプリド水和剤を150g/種子3kg混和することにより葉いもち及びウンカ、ヨコバイ類等初期病害虫防除を省力的に行...
ナシ白紋羽病の発病樹に対する薬剤及び根部風乾連年処理による治療対策
要約 ナシ白紋羽病の発病樹に対して、株元の罹病根部周辺土壌を堀上げた後、春季にフルアジナム剤を連年灌注処理し、そのまま根部を風乾させておくと、病患部の菌糸が消失するとともに、徐々に健全な根に回復し、...
要約 イネもみ枯細菌病の広域発生実態把握のための調査法として、現行の任意の25株における発病穂率調査を、5条5株の計25株における発病株率調査に置き換えることができる。ただし、許容誤差範囲は±15%である。大...
ネギハモグリバエの蛹化場所及びハウス密閉と土壌ビニル被覆処理による蛹防除
要約 ネギハモグリバエは、地表下5cm程度の深さまでで蛹化する。夏場の晴天時に1日間、ハウスを密閉し、収穫後のハウス内土壌をビニル被覆処理することでネギハモグリバエ蛹を防除することが可能である。大分県農...
要約 生産力が低下した茶園のせん枝方法は、一番茶摘採後中切りし、処理3年目に再せん枝を行うことで回復効果が高くなる。大分県農業技術センター・茶業特産部 背景・ねらい 大分県の専用茶園の多くは昭和40年代...
宿根性スターチス「ブルーファンタジアウエーブ」の施肥法と栽植密度
要約 宿根性スターチス「ブルーファンタジアウエーブ」にアルミ蒸着フィルムマルチを行い、360日タイプの被覆肥料を窒素成分で3.9g/株/年相当量を局所施肥すると追肥が省略でき、慣行の施肥と同程度の収量及び品...
フィルムマルチの地温制御効果の評価法とそれを用いた被覆場所、色、厚さの評価
要約 フィルムマルチ下の最高地温は最高気温と日射量、最低地温は最低気温と前日の最高気温を説明変数にした重回帰式で推定できる。この重回帰式を用いて評価すると、ハウス内は露地より摂氏3度高く、透明マルチ...
シュッコンアスターの新品種「95-1」、「96-60」、「97-43」
要約 切り花品質が優れ、生育旺盛なシュッコンアスタ-3品種を育成した。「95-1」は白、「96-60」は明赤味紫、「97-43」は鮮紫~鮮青味紫である。大分県温泉熱花き研究指導センター・研究指導部 背景・ねらい 既存...
夏秋ピーマンにおける初期収量増加のための簡易保温方法と播種期,定植期
要約 夏秋ピーマン栽培において、5月の初期収量を増やすには、1月初旬に播種し、摂氏3度の気温が確保できる簡易保温を行い3月初旬に定植する。外気温が摂氏-4度まで下がる時期は、有孔フィルムのトンネル被覆とべ...
要約 夏秋ピーマンの目標収量における標準収量パターンは、目標収量から初期、中期、後期の時期別収量を求める回帰式を用いて作成できる。標準収量パターンと産地や生産者のものを比較することで栽培技術改善が必...
要約 夏秋ピーマン栽培における近紫外線除去フィルムの利用は通常のフィルムに比べスリップス数が減少し、収量も同等かやや多くなり有効である。大分県農業技術センター・畑地利用部 背景・ねらい 夏秋ピーマンで...
要約 施設キュウリにおいて、親づるを3~5節で摘心し子づる2~3本を25cm間隔に配置し垂直に誘引するつる下ろし方法(垂直整枝誘引法)が、従来の摘心栽培に比べ収量はやや劣るものの、省力的で果実品質が向上する...
日本ナシ「新高」の果実ていあ部亀裂と着果番位および果実品質との関係
要約 日本ナシ「新高」の果実ていあ部の亀裂は、着果番位が低く、果実が大きく、果肉硬度が低い果実ほど発生しやすい。有てい果は発生が非常に少ない。大分県農業技術センター・果樹部 背景・ねらい 日本ナシ「新...
寒地型牧草の採草地を活用したウインターコントロールグレイジング
要約 オーチャードグラス及びトールフェスク主体の採草地において、12月の放牧開始時の備蓄草地の草量を360DM㎏/10a程度に高めることにより、1頭あたり約45aの面積で黒毛和種成雌牛を12~3月の冬期間、無畜舎、補...
要約 「豊のしゃも」を上回る高品質肉用鶏(地鶏)を作出するために、熊本ロード×白色ロック国13系統の交配により改良した雌系統を生産用母鶏として利用し、作出した「新豊のしゃも」は、発育性、食味性に優れる...