課題名 |
活性酵素消去機能の高い食品に関する研究 |
研究機関名 |
高知県工業技術センター
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研究分担 |
食品加工部
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研究期間 |
完H15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:生体内で酸化ストレスにより生じる活性酸素を消去できる物質は、老化や生活習慣病の予防に有効であると考えられている。そのような物質として赤ワインやお茶に含まれるポリフェノール類が挙げられる。実際に赤ワインあるいはお茶を多く摂取する地域は、虚血性心疾患や胃がんの発生率が他地域に比べると低いなどの報告もある。一方、県産食品の中にもポリフェノール類を多くもつ素材が存在する。しかし、このような素材を活用した食品開発例はほとんどない。そこで、本県の野菜、果実及び茶葉類に含まれるポリフェノール類を明らかにすることにより、この物質を利用した高い活性酸素消去能を有する食品の開発について検討する。成果:1)ポリフェノール成分の測定方法を確立○高速液体クロマトグラフィーによるポリフェノール類の分析方法を設定し、この方法を赤シソ抽出物他の測定に適用した。また、植物色素の有する活性酸素消去能も測定した。(H15)2)県産食品に含まれるポリフェノール成分の組成解明○上記1)の方法によって池川町産のヨモギ、窪川町産のカキドオシなどの抽出物を測定した。一方で赤シソとナスに含まれる色素成分が、高い活性酸素消去能を有することが判った。(H15)3)活性酸素消去能の高い食品を試作並びに製造方法について検討○赤シソのエタノール抽出物を適度な条件で添加した調味料を試作した。この試作方法を県内の調味料製造業者に対して指導した。(H15)
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研究対象 |
ヨモギ、赤シソカキドオシ、ナス
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戦略 |
食品
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専門 |
食品加工流通
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部門 |
新産業
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カテゴリ |
かき
加工
しそ
茶
なす
よもぎ
ワイン
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