課題名 |
93.乳牛における物質循環型飼養技術構築による高品質生乳の安定生産技術 (1)高品質生乳生産のための自給粗飼料の栽培・評価技術 2)自給飼料作物の主要無機物簡易測定技術 |
研究機関名 |
福岡県農業総合試験場
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研究分担 |
畜産環境部
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研究期間 |
完H12~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
スーダングラスについて、無機物含量推定のための検量線を検討した。線形重回帰分析および部分最小2乗法による回帰分析結果を比較し検量線作成用データを基に候補検量線を作成した。その結果、カルシウム、グラステタニ当量比を除き相関係数rが0.8以上となった。次に、検定用サンプル50点を用いて、相関係数r、検量線検定における標準誤差SEPおよび検量線の評価指数であるRPD値およびEI値で総合的に評価すると、全窒素に関しては、化学分析値と近赤外測定値との相関係数が0.964、回帰推定からの標準誤差は0.134、RPD値が3.77であり、実用的な場面において高い精度で推定できることを示した。またカリウム含量の推定においては、相関係数が0.869と高く検量線の評価指数であるEI値でCランクが得られたが、RPD値が2.01と低いため、定量分析値は利用できないが、高低の判断は可能であり、乾乳期飼養に用いる低カリ濃度飼料の選択に利用できることを示した。
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研究対象 |
牧草
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戦略 |
畜産
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専門 |
飼養管理
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部門 |
草地・飼料作
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カテゴリ |
簡易測定
飼育技術
飼料作物
乳牛
評価法
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