課題名 | 大豆・野菜体系による転作水田の持続的高度利用技術確立 |
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研究機関名 |
長崎県総合農林試験場 |
研究分担 |
作物科 野菜科 |
研究期間 | 継H14~18 |
年度 | 2003 |
摘要 | 大豆を3年以上連作すると、連作障害により収量減や品質低下が生じる。主な原因として、地力の低下が考えられる。そこで、地力維持を図りながら、大豆の生産性を向上させ、転作水田の収益性を高めるための大豆と野菜の輪作体系技術を確立し、輪作体系の定着化を図る。 具体的には、(1)輪作体系試験、(2)タマネギおよび麦の後作に適した大豆栽培技術の確立、(3)大豆の後作に適したタマネギ栽培技術の確立、(4)タマネギの省力栽培技術の確立を行う。 2年目であるが、2年目の大豆は、30kg/a程度の収量で、目標の30kg/aは確保できた。また、麦作後の転作水田の2年目の大豆栽培の施肥試験では、無肥料区で最も収量が低かった。肥効調節型肥料および追肥の効果は判然としなかった。また、タマネギ後作大豆の栽培では、栽植密度、施肥法の違いによる大豆の収量、品質の品質の差はなかった。タマネギの収量は目標の0.7t/a以上で、タマネギ+水稲体系で最も高かった。今後、成果が出た段階で、県の研究推進会議を通じて、公表する予定である。転作水田における大豆+タマネギの輪作体系を検討している。秋大豆の後作では、タマネギの定植時期が遅れ気味になることから、遅植えに適する品種の検討を行い、14年度は七宝早生が多収であり、15年度も試験を継続している。大豆の茎葉すき込み処理後のタマネギ機械定植機の検討では作業性は問題なかったが、茎葉すき込み区は玉の肥大がやや劣り、小玉けいこうであった。大豆後作のタマネギ栽培におけめ生分解性マルチの適応性については、14年度は収量性、分解性の点からセルグリーンが有望であった。 |
研究対象 | 大豆、タマネギ |
戦略 | 土地利用型農業 |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 大豆・野菜 |
カテゴリ | 肥料 栽培技術 水田 施肥 大豆 たまねぎ 品種 輪作体系 連作障害 |