課題名 |
14.先端技術を活用した緑化樹生産技術の開発(1)組織培養などを用いた低コスト緑化樹生産技術の開発 4) 新たな緑化樹における組織培養による増殖技術及び実用化のための順化技術の開発 |
研究機関名 |
北海道立林業試験場
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研究分担 |
生産技術科他
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研究期間 |
新H16~18 |
年度 |
2003 |
摘要 |
林業試験場では、昭和60年度から、地域希少木、環境抵抗性の高い樹木や付加価値が高い緑化樹について、組織培養を用いた増殖法に関する研究開発に取り組んでおり、これまで15樹種について組織培養による苗木増殖が可能となっている。組織培養は同じ形質を持つ苗木を短期間に大量増殖することができる。しかし、組織培養方法は樹種ごとに異なっており、苗木生産事業に有利な付加価値の高い樹種や、種子では増殖できない優良な形質を持つ個体について、今後もさらに培養可能な樹種数を増やしていく必要がある。例えば、当場が品種開発したハマナス交配種は利用の要望が寄せられているが、増殖は挿し木によっており、母樹が希少なため短期間での大量増殖が困難であり、組織培養技術の早期確立が望まれている。また、組織培養は季節や場所を問わずいつでもどこでも育成できるという長所を持つが、樹種や気候条件によって異なる順化(環境が制御された実験室内から自然の野外環境に慣らすこと)条件が大きな障害となっている。このため、組織培養を用いた樹木苗木生産の実用化に向けて、新たな樹種の組織培養技術及び地域ごとに適した順化技術を開発する。
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戦略 |
森林・林業・木材産業
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部門 |
バイテク・キノコ
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カテゴリ |
挿し木
抵抗性
低コスト
苗木生産
なす
品種開発
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