道産エンジニアードウッドの新たな利用技術の開発

課題名 道産エンジニアードウッドの新たな利用技術の開発
研究機関名 北海道立林産試験場
研究分担 プロジェクト
研究期間 完H14~15
年度 2003
摘要 研究背景:建築基準法の改正や「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」の施行により、住宅とその部材の性能に対する要求が厳しくなっており、寸法安定性や剛性に優れた新しい道産エンジニアードウッド(EW)として、道産I形梁と異樹種複合集成材に対する関心と普及の可能性が高まっている。 道産I形梁は、林産試験場と北方建築総合研究所(北総研)がツーバイフォー住宅の床根太として共同開発したものであるが、施工合理化を目的とした在来構法の床組や屋根組への応用など、用途拡大に対する要望が道内工務店から多く寄せられている。 異樹種複合集成材は、これまでトドマツあるいはカラマツのみでは製造困難だった高い強度等級の集成材を、より剛性の高い樹種を複合集成することで製造可能にする新たな集成材であり、道内集成材メーカー数社から要望が寄せられている。研究目的:道産I形梁については、ツーバイフォー工法以外の新たな用途への利用技術を開発することによってさらなる普及促進を図る。異樹種複合集成材については、実用化に向けた製造技術を開発することによって道産集成材の強度向上と需要拡大を図る。これらの新たな道産EWの普及により、道産材の需要拡大と住宅性能の向上に貢献することを目的とする。研究内容:(1)道産I形梁の新たな用途へ利用するための構造的検証および施工技術の開発 新たな用途の可能性および合理的な施工方法の検討、接合耐力実験、構造要素としての耐震性能実験や実大加力実験などの構造的検証、住宅への試験施工と施工マニュアルの作成(2)異樹種複合集成材の実用化に向けた適正な構成条件および製造条件の検討と性能評価 異樹種間の適正接着条件の検討、集成材の製造条件の検討、実大集成材の強度性能と接着性能の評価具体的な成果及び研究目標の達成度: 道産I形梁については、在来構法の床組や屋根組に利用することで構造性能と施工性が向上することを確認し、合理的な施工方法を確立した。ツーバイフォー工法よりも普及率の高い在来構法でも利用方法を確立したことで、研究の目標を達成し、道産I形梁の利用範囲の拡大に貢献できる有益な成果が得られた。 異樹種複合集成材については、実用的な製造条件や構成条件で異樹種複合化が可能であることを確認し、実用化に向けた有益な知見を得た。道産針葉樹を用いてより高い強度の集成材を製造する方法を確立したことで、研究の目標を達成し、道産構造用集成材の需要拡大に貢献できる有益な成果が得られた。
研究対象 -
戦略 森林・林業・木材産業
専門 木材加工
部門 -
カテゴリ 加工 需要拡大 品質確保

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