| 課題名 |
木質系舗装資材と太陽エネルギーの高度利用による消融雪支援システムの開発 |
| 研究機関名 |
北海道立林産試験場
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| 研究分担 |
性能開発科
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| 研究期間 |
新H15~16 |
| 年度 |
2003 |
| 摘要 |
研究の背景・必要性:加齢により体力の低下した高齢者や障害者にとって、除・排雪作業の軽減化は冬季生活の質的向上に欠かせないものである。一般家庭向けのロードヒーティングや融雪機は、急速に進む高齢化を背景に順調にシェアを伸ばしているが、灯油やアスファルトといった石油系燃料・資材を使用せず、太陽エネルギーやバイオマス資材を利用したCO2排出のないクリーンで環境に優しい消融雪技術を供給することは、地球温暖化防止に配慮することが社会的な義務と認知されつつある現在において急務である。また、この研究は「北海道福祉のまちづくり条例」、「北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例」に則しており、必要かつ重要なものであると考える。研究の目的・目標:融雪舗装材としての木質材料は、繊維飽和点以上の高含水率状態に保つことで十分に機能することを確認した。本研究においては路盤材に木質系材料を利用するなど、より高度で多角的な木質系消融雪資材の開発と、各種センサおよび制御技術を導入した、より高効率な太陽熱利用を図り、実用レベルで利用可能な消融雪支援システムの開発を行うことを目的とする。その成果を製品化に生かし、普及を図ることによって新たな克雪技術の一つとして急速に高齢化が進む本道ユーザーをはじめ、積雪寒冷地に提供し、化石燃料の使用量削減、CO2排出量の低減に貢献する。年次計画: 平成15年度・木質系消融雪舗装資材に関する調査・研究・放熱自動制御装置ならびに動作シーケンスの試作・開発・消融雪状況の観測と評価 平成16年度・高効率集熱器における積雪対策の検討・木質系消融雪舗装資材に関する評価・改良・路盤材による消融雪効果の検討・放熱自動制御装置ならびに動作シーケンスの実用化・消融雪状況の観測,評価と実用化の検討
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| 研究対象 |
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| 戦略 |
森林・林業・木材産業
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| 専門 |
木材加工
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| 部門 |
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| カテゴリ |
加工
くり
自動制御
省エネ・低コスト化
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