二酸化炭素固定能の高いカラマツ類の品種開発

課題名 二酸化炭素固定能の高いカラマツ類の品種開発
研究機関名 北海道立林産試験場
研究分担 材質科
研究期間 新H15~17
年度 2003
摘要 研究の背景・必要性:今後の林木育種事業・研究における育種目標では、森林へのニーズの多様化に伴い新たな展開が求められる。とりわけ環境対策として、遺伝的に二酸化炭素固定能の高い森林の造成を可能にする新たな品種開発は、最重要課題の一つであり、わが国の地球温暖化防止策として貢献できると考えられる。これに関連して、林木育種センターでは中期計画の中で、二酸化炭素の吸収・固定能力の高いスギ品種を開発するための評価・検定手法を開発することになっているが、他の樹種を対象とした計画は今のところ策定されていない。 北海道の主要針葉樹のうち、二酸化炭素固定能に関する品種開発としては材質(密度)や成長の早さの点から、グイマツ雑種F1が最も有望な材料と判断される。グイマツ雑種F1の材質検定に関してはこれまでも進められてきているが、二酸化炭素固定能に特化した選抜、品種開発は行われていない。二酸化炭素固定能では、成長が早くかつ材の密度が高い家系・個体が選抜対象となる。研究の目的・目標:本研究では、北海道における地域温暖化防止策として二酸化炭素吸収源の充実を図るため、二酸化炭素固定能の高いグイマツ雑種F1家系や親木として優れたクローンを明らかにして、成果を今後の採種園整備長期計画等に盛り込む。年次計画:平成15年度・材料収集:美唄市光珠内より採取・密度測定:訓子府検定林の材料(カラマツ類,250個体)・密度に関する樹幹と枝との関係の調査平成16年度・材料収集:新冠採種園より採取(カラマツ,100個体)・密度測定:美唄市光珠内検定林の材料(カラマツ類,250個体)・密度に関する樹幹と枝との関係の調査平成17年度・密度測定:新冠採種園の材料(カラマツ,100個体)・二酸化炭素固定能の評価と優良母樹,家系の選抜
研究対象
戦略 森林・林業・木材産業
専門 木材加工
部門
カテゴリ 育種 加工 環境対策 品種 品種開発

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる