課題名 |
モバイルコンポスターの開発 |
研究機関名 |
北海道立林産試験場
|
研究分担 |
成分利用科
|
研究期間 |
新H15~16 |
年度 |
2003 |
摘要 |
研究の背景・必要性:北海道は、日本最大の水産物供給基地であるが、資源の捕獲、養殖、加工などの過程で食料以上の廃棄物(カニ殻・甲羅、ヒトデ等の水産廃棄物など)が発生し、現地に取り残されている。カニ殻・甲羅は、抗菌性で知られるキチンやキトサンを含み、得られる堆肥は植物病害菌などへの施用効果も高い。しかし、適正な堆肥化条件、回収システムが不備なため、多くは焼却処分されている。また、北海道のような寒冷地では、屋外で十分な発酵温度を短期間で得ることが困難なため、ヒトデの堆肥化では悪臭、汚水の発生源となっている。さらに、水産物は多種多様で、季節的なものが多く、大規模・固定式の堆肥化装置では効率的稼働が期待できない。そのため、水産廃棄物の堆肥化技術の確立と、廃棄物の移動距離を最低限とするフレキシブルなモバイルコンポスター(移動式堆肥化装置)の開発が望まれている。研究の目的・目標:木質を水分調整材とした堆肥化メカニズムに基づく高性能なモバイルコンポスターを開発する。そして、カニ殻・甲羅、ヒトデなど水産廃棄物の良質な堆肥、土壌改良材への変換および悪臭、汚水の発生抑制を図る。年次計画: 1.資材成分の分析(H15~16) 2.廃棄物情報ネットワークの構築(H15~16) 3.粉砕・混合、調製技術の検討(H15) 4.コンポスターの排水・排気管理技術の検討(H16) 5.モバイルコンポスターの開発(H15~16)
|
研究対象 |
-
|
戦略 |
森林・林業・木材産業
|
専門 |
木材化学
|
部門 |
-
|
カテゴリ |
加工
管理技術
土壌改良
|