課題名 |
アユ資源対策研究 |
研究機関名 |
神奈川県水産総合研究所
|
研究分担 |
水産総合研究所内水面試験場
|
研究期間 |
継H12~17 |
年度 |
2003 |
摘要 |
河川のアユ資源は、人工産や琵琶湖産のアユの放流に加えて、海産系のアユに依存してきたが、近年海産アユ等の変動が大きい。湖産アユの放流は近年増加している冷水病等の自然水域への伝搬の恐れなどの問題も少なくない。また、人工産アユについては、限られた施設での生産は限度がある上、産卵生態などに問題が指摘されている。 アユ資源の確保には、再生産に寄与する人工産種苗の放流が急務となっている。 このため、海産系の性質を強く残していると考えられる海産系3代目人工産種苗のとびはね行動、なわばり獲得能力、性成熟を26代目人工産と比較するとともに、孵化仔魚の河口域での生態を把握するための試験を実施した。26代目人工産アユのとびはね能力は、海産系3代目人工産に劣り、長期継代人工産アユのなわばり獲得能力は、海産系F3アユより高い傾向が観察された。産卵場別の孵化した仔アユの流下時間と減耗をを勘案し、産卵場の検討が必要と考えられた。相模川河口域ではふ化後間もない仔魚からそ上直前の稚魚まですべてのサイズを確認することができた。
|
戦略 |
水産
|
専門 |
水産増養殖
|
部門 |
河川・湖沼等
|
カテゴリ |
|