課題名 |
環境保全型養殖普及推進対策事業 |
研究機関名 |
和歌山県農林水産総合技術センタ-水産試験場増養殖研究所
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研究分担 |
研究所
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研究期間 |
完H12~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
内容:田辺湾を調査水域として、養殖状況と漁場環境の関係を明らかにし、漁場環境の指標と基準値を作成するとともに、環境に優しい養殖技術を開発する。 期待される成果:漁場改善計画における環境指標と基準値の設定ができる。また、漁場環境を悪化させない漁場の行使方法が検討されることにより環境保全型養殖の技術開発ができる。 得られた成果:漁場環境が一年のうちで最も悪くなる8月に田辺湾と串本浅海漁場において底質環境を調査したところ、COD、AVSとマクロベントスの出現は従来までの結果とほぼ一致していた。県内の全養殖漁場(53地点)で環境調査を行い、底質(COD、AVS、C、N)とマクロベントスについて分析した。以上の2つの調査結果から、環境指標としてはAVSが、また、基準値についても概ね求めることができた。マダイを用いてEPとMPを投与した時の残餌や糞の排出量を検討したところ、MPでは未分解有機物が12.8~30.0%であるのに対して、EPでは3.7~21.8%で残餌が著しく少なかった。養殖日誌の解析から、給餌回数を減らすことにより良好な飼育成績を示唆する結果が得られたので、実証試験を行ったが、必ずしも良好な結果を得ることができなかった。
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戦略 |
水産
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専門 |
水産増養殖
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部門 |
海洋
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カテゴリ |
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