| 課題名 |
ヤマトシジミの資源有効利用の検討 |
| 研究機関名 |
島根県内水面水産試験場
|
| 研究期間 |
継H13~17 |
| 年度 |
2003 |
| 摘要 |
目的:宍道湖の重要な水産資源であるヤマトシジミについて資源量調査、へい死要因調査、同定技術試験を行い、漁業振興に役立てる。 進行状況:・資源量調査は大量へい死が起きた平成9年度から実施しており、その手法はほぼ確立した。平成15年度からは調査結果を先ずは速報値としてリアルタイム的に公表することにより、漁協が行う漁業管理等の検討に活用できるように努めた。 ・15年夏期には9年規模の大量へい死が起きたが、これは湖の低塩分化現象による産卵ストレスが大きく関与しているものと思われた(学習院女子大学・品川教授等との共同研究)。大量へい死原因の絞り込みがほぼできたことからシジミ漁業関係者の不安を和らげることができ、当試験場としての説明責任を果たすことができた。・同定については、シジミ類種判別のための基礎的研修を受けた。研修の結果、ヤマトシジミとマシジミ系は、雌雄異体と雌雄同体の違いから光学的顕微鏡による直接観察で比較的容易に判別できることがわかった。また、mtDNAを用いたPCR分析によるシジミ同定のための基礎的な研修も併せて受けた。 今後解決すべき問題点: ・得られた調査結果を用い、適正な資源管理をいかに行うかが今後の重要課題である。そのためにはより正確なシジミ漁業の漁場を把握しておく必要がある。 ・へい死要因調査では貧酸素単独やそれ以外の要因(塩分、生息密度、産卵等)が複雑に絡まって生じる可能性も示唆され、今後も更にデータの蓄積を図っていく必要がある。 ・ヤマトシジミを始めとする在来のシジミと外来産輸入シジミを外観から判別することは極めて困難であることから、mtDNA遺伝子技術等を用いた同定判別手法を早急に確立し対策を立てていく必要がある。なお、三重大学では、今年度中に、ヤマトシジミのプライマーを開発、提供する予定である。また、宍道湖西岸域において分布が確認されているマシジミ系の生息分布状況の調査を実施する必要がある。
|
| 戦略 |
水産
|
| 専門 |
水産資源
|
| 部門 |
河川・湖沼等
|
| カテゴリ |
|