課題名 | 寒地輪換畑における表層透排水性改善技術を基幹とした畑作物・野菜等の高品質安定生産 2)長期輪換畑を前提としたテラブレークシーディング等透排水性改善技術と畑作物・野菜の高品質安定生産 (3)大豆のテラブレークシーディング技術の開発 |
---|---|
研究機関名 |
北海道立中央農業試験場 |
研究分担 |
生産・機械 |
研究期間 | 完H14~16 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的:上川北部の強粘質土壌換畑の大豆収量向上のため、チゼルと播種機を一体化し耕盤層の破砕と播種を同時に行うことで、透排水性改善および出芽率向上を目指す「播種同時耕盤破砕技術」の開発・改良を行なう。成果:(1)播種機の前方に爪を取り付け、播種同時耕盤破砕(作用深20~30cm)を実施するための作業機を製作した。けん引抵抗は車速1.0m/s時に4本合計で10.5kNであり、けん引には4WDでトラクタ質量2.5t以上、出力40PS以上が必要と判断された。 (2)施工によって表面排水能が大きく向上し、施工部を中心にV字状に土壌が膨軟となり、気相率・間隙率が向上した。 (3)小雨干ばつ傾向となった場合には、破砕区の根粒重が一時的に減少する場合があったが、最終的な収量に対する影響はほとんど認められなかった。 (4)耕起時の土壌水分が高く、出芽後の降水量も平年並みからやや多めであった場合や、下層土の透水係数が小さい細粒灰色低地土圃場で初期生育や収量が増加した。 |
研究対象 | 大豆 |
戦略 | 土地利用型農業 |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 大豆 |
カテゴリ | 寒地 収量向上 大豆 排水性 播種 |