課題名 |
交雑牛を用いた黒毛和種種雄牛の新選抜システム |
研究機関名 |
北海道立畜産試験場
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研究分担 |
家畜生産部育種科
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研究期間 |
H16~19 |
年度 |
2004 |
摘要 |
目的:黒毛和種候補種雄牛の能力評価に、交雑牛を用いた後代検定を併用する新選抜システムの活用を検討し、育種改良速度の向上、かつ検定コストの増加抑制をはかる。また、交雑牛生産に適した黒毛和種種雄牛の情報を示す。方法 :(1)交雑牛の育成肥育成績に基づく黒毛和種種雄牛の育種価評価法の検討(i)交雑牛の発育・肥育データの収集:複数の交雑牛飼養農家から交雑牛の育成肥育データを収集・蓄積した。また、交雑牛後代検定の評価対象種雄牛を協力農家の乳用雌牛に交配し、分娩~出荷に至るまでのデータを収集する体制を整備した。(ii)枝肉形質の育種価評価法の検討:交雑牛枝肉成績を用いて黒毛和種種雄牛の育種価評価値(F1育種価)を算出し、黒毛和種の枝肉成績に基づく育種価評価値(黒毛育種価)との種雄牛毎に比較した。交雑牛の育種価算出にはサイアモデルを用い、出荷農場・出荷年次・性別・出荷月齢の効果を補正した。成績の概要:(1)-(i)収集した交雑牛データのうち、7,393頭分が育種価評価値の算出に有効であった。また、評価対象種雄牛の乳用雌牛の交配では、54頭が受胎した。(1)-(ii)枝肉重量とバラの厚さにおいては、F1育種価と黒毛育種価の間に有意な相関がみられたが、ロース芯面積とBMSNo.においては相関がみられなかった。
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研究対象 |
肉用牛
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戦略 |
畜産
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専門 |
育種
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部門 |
牛
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カテゴリ |
育種
コスト
出荷調整
肉牛
ばら
評価法
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