画像処理を用いた牛枝肉品質自動計測装置の開発

課題名 画像処理を用いた牛枝肉品質自動計測装置の開発
研究機関名 北海道立畜産試験場
研究分担 家畜生産部育種科
研究期間 H15~16
年度 2004
摘要 目的:牛枝肉断面の高詳細画像データおよび画像処理による品質評価を可能とする実用的な牛肉品質自動計測装置を開発し、道内の食肉処理現場における運用性について評価する。さらに、開発された計測装置を用いて得られる枝肉品質情報の育種改良への活用法を検討する。方法:(1)枝肉計測装置の評価:開発した計測装置を十勝地域の食肉処理施設で試験運用し、得られる画像の品質、各種基準値の正確さ、計測装置としての現場での運用の容易さなどについて評価する。(2)枝肉計測装置の活用:脂肪粒子の粗さやロース芯の形状など、本装置の導入により計測可能となる新しい評価項目のデータを育種改良に取り入れるための具体的な手法を検討する。成績の概要:(1)枝肉計測装置の評価(i)A試作機(撮影面積拡大化):撮影面積を広域化し、高精細化した枝肉横断面撮影装置を開発し、製品化した。これにより、従来型装置による画像と比較して、撮影範囲が2倍(318mm×384mm)で、解像度が5倍(1,130万画素)の高精細画像を得ることができた。また枝肉調査において、従来型装置では難しかったロース芯からバラ部位にわたる画像のワンショット撮影が可能であることが確認できた。(ii)B試作機(薄型化):筐体の薄型化を図った撮影装置を試作した(特許申請予定)。現在、各種枝肉調査において評価中である。(2)枝肉計測装置の活用高精細化により、従来型撮影装置では明確に判別できなかった微細な脂肪交雑粒子(小ザシ)を、A試作機では明確に判別できた。本装置を種雄牛造成に用いることにより、肉質、特に脂肪交雑に関するより詳細な情報を得ることができた。
研究対象 肉用牛
戦略 畜産
専門 育種
部門
カテゴリ 育種 画像処理 自動計測 肉牛 ばら

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