課題名 |
10.森林資源の質の向上と充実を図る技術の開発 (1)天然林の育成技術の開発 (i) ウダイカンバ優良大径材の生産技術の確立 |
研究機関名 |
北海道立林業試験場
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研究分担 |
育林科他
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研究期間 |
完H13~16 |
年度 |
2004 |
摘要 |
道内には,主に山火事跡に成立したウダイカンバ二次林が広く分布し,収量密度図にもとづいた管理指針のもと,用材生産を目的とした保育施業が行われている。しかし,最近,主に明治末期の山火事跡に成立した二次林が広く分布する全道各地において,ウダイカンバ壮齢木の梢端部からの枯損や成長量の減退がはじめて報告されるようになり,将来の大径木生産や資源の保続に対する危機感が大きくなっている。またウダイカンバは北海道全域に分布するが,その産地特性(成長や心材の大きさ等)については情報が不足している。今後,資源の質的な維持・向上を図る上で,その遺伝的変異に関する情報の収集が不可欠である。そこで,ウダイカンバ優良大径材生産にむけた施業指針の作成とウダイカンバ壮齢木の衰退原因の解明を目的として,ウダイカンバ壮齢林にみられる衰退原因を生理・生態的な側面から明らかにするとともに,大径材生産を目的とした保育管理技術(間伐試験等)について検討する。
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戦略 |
森林・林業・木材産業
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部門 |
植物生態
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カテゴリ |
管理技術
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