課題名 | 摘葉剤の実用性及び効果安定法の検討 |
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研究機関名 |
岩手県農業研究センター |
研究分担 |
果樹 |
研究期間 | 完H12~16 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的:葉摘み作業は現状の選果基準においては、りんごの商品性を高める上で重要な作業であるが、収穫期と作業が競合するため、一定期間内の労働力の集約化を余儀なくされており、省力化のための課題となっている。そこで、葉摘み作業の省力化を図るため、果実の外観向上を目的とした新摘葉剤の実用性及び効果安定法について検討する。 到達目標:摘葉剤の実用化 成果:1)AKD-8086の散布により摘葉効果がみられ、'ふじ'の果そう葉では50%前後の摘葉率となったが、副梢葉と新梢葉では低い傾向が見られた。果実の着色は玉回しにより慣行とほぼ同程度の着色は確保できるが、果そう毎に落葉のムラが見られるため、補助的な葉摘みは必要と考えられた。(平成6年~;岩手農研セ) 2)AKD8086の処理により、'ジョナゴールド'に対して落葉効果が認められたが、年次により変動がみられる。平成14年度は、30日前500倍処理において過剰落葉となり、果実品質にも影響が認められた。(平成12年~;岩手農研セ) 3)AKD-8068は平成11年に「ジョンカラーふじ」として農薬登録されたが、適用品種が'ふじ'のみであり、他の品種に適用可能な剤が求められている。また、温度条件や樹勢など効果の発現に及ぼす環境要因の影響が未解明である。 |
研究対象 | リンゴ |
戦略 | 園芸 |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 果樹 |
カテゴリ | 病害虫 カラー 省力化 農薬 品種 りんご |