| 課題名 | イチゴの低コスト、環境保全型高設栽培技術の確立 |
|---|---|
| 研究機関名 |
岩手県農業研究センター |
| 研究分担 |
南部園芸 |
| 研究期間 | 継H16~18 |
| 年度 | 2004 |
| 摘要 | 目的:近年、農業従事者は高齢者や女性の割合が年々増加しており、そのため作業環境や労働強度の改善による効率的な生産方式の確立が求められている。このような状況の中で特にイチゴ栽培においては省力的な高設栽培方式の高品質生産技術の開発が進んでいる。しかし、高設栽培には(i)液肥混入機等の導入コスト高、(ii)化学肥料の廃液による環境負荷等の問題があり、一般に取り組みやすい技術とは言いがたい。そこで従来の高設栽培に比較して低コスト並びに持続性の高いイチゴ高設栽培システムを確立する。 到達目標:ア 肥効調節型肥料を利用した低コスト技術の確立 イ 減肥を主体とした給液管理技術の確立 予定成果(初年目):肥効調節型肥料利用高設栽培における生育反応の把握低濃度培養液を用いた給液管理における生育反応の把握 期待効果:ア 施肥低減および肥効調節型肥料利用によりイチゴ高設栽培の低コスト化が図られる。 イ 施肥低減、有機液肥および肥効調節型肥料利用により環境保全的なイチゴ高設栽培システムが確立される。 成果:(1)培地・杉皮バーク、緩効性化成肥料(ロング180日タイプ・置き肥)を使用した高設栽培では、株当り窒素成分5g区が初期収量、総収量とも優れた。9月~4月までの栽培期間中の窒素成分の溶出率は50%程度であった。(平成10年度大分県農業技術センター) (2)杉皮バーク、緩効性化成肥料を用いた大分方式の高設栽培では微量要素を含んだロングトータル140日の使用により増収が期待できる。(平成14年度大分県農業技術センター) (3)イチゴ生産の省力・軽作業化を目的に4条内成り方式の高設栽培装置を開発し、専用の肥効調節型被覆肥料を施肥し、未分化定植を行うと、安定した連続した出蕾が得られると共に土耕栽培より多収を示す。(平成11年度熊本県農業研究センター) (4)電熱線により13℃で培地を加温し、女峰、さちのかで収量増となった。(平成11年愛媛県農業試験場) (5)無加温ハウスで培地暖房時間を検討した結果、女峰では、昼加温(6:00~18:00)が最も有効であった。(平成11年滋賀県農業試験場) (6)低温期のイチゴの生育は、加温温度(15℃、20℃)が高いほど、草高は高く、第1次腋花房、第2次腋花房の出蕾は早く、最大果梗長も長くなる。また培地加温によって、収量が増加し、特に1~2月は加温設定温度が高いほど収量は多くなる。 (7)いちごベンチアップ栽培における培養液は、大塚A処方、OKF-1ともに同等の収量が確保された。培養液調整などの取り扱いについては、単一肥料のOKF-1が取り扱いやすかった。(平成7年滋賀県農業試験場) (8)コーンスターチを製造する過程で生じる有機性廃棄物であるコーンスティープリカーを用いた有機養液トマト栽培では4段までの総収量は、慣行土耕、無機養液土耕とほぼ同等となる。 (9)さちのかを用いて土壌に混合するもみがらとピートモスの混合割合を検討した結果、50~70%が適当であった。(平成10年和歌山県農業総合技術センター) |
| 研究対象 | イチゴ |
| 戦略 | 園芸 |
| 専門 | 栽培生理 |
| 部門 | 野菜 |
| カテゴリ | 肥料 いちご 管理技術 高品質生産技術 コスト 栽培技術 施肥 低コスト トマト |