有望宿根草の安定生産技術の確立

課題名 有望宿根草の安定生産技術の確立
研究機関名 岩手県農業研究センター
研究分担 産地育成
研究期間 継H16~18
年度 2004
摘要 目的:当研究所では、平成11年から地域基幹研究「中山間地域における産地マーケティングに基づく特産的高付加価値農産物の生産技術」において、県北中山間地の立地条件及び気象特性に適した省力的かつ土地利用型の宿根草・花木の商品化技術に取り組んでおり、13品目15品種を中山間地域に適した有望宿根草として選定した。しかし、高品質安定生産のための栽植様式や施肥量などについては十分な検討を行っていないことから、特に有望な品目について早急に栽培技術の確立を図る必要がある。そこで、生産性や収益性の点で特に有望と考えられるホルディウム、アルケミラ、ヒメヒマワリについては施肥量と栽植様式、また高単価で市場取り引きされ、引き合いが強いものの、2年目以降の夏期の株落ちが問題となっているエリンジウム、エキノプスについては株落ち対策の技術開発をそれぞれ検討し、有望宿根草の高品質安定生産技術を確立する。
到達目標:有望宿根草の安定生産技術が確立される。・ホルディウム、アルケミラ、ヒメヒマワリの好適な施肥方法、栽植様式が明らかになる。・エキノプス、エリンジウムの夏期の株落ち対策技術が開発される。
予定成果(初年目):(1)ホルデュウム、アルケミラ及びヒメヒマワリの好適な栽植様式と施肥方法が明らかになる(定植1年目)。
(2)エキノプス及びエリンジウムの夏期の株落ちの原因が絞りこまれる。
成果:ア アルケミラ、トロリウス、エキノプス、エリンジウムの施肥量と採花本数については、定植時の多肥により採花本数及び出荷可能本数が向上した。一方、L品の割合は多肥によりエリンジウムでは増加したが、トロリウスでは減少した。(平成14年度県北農業研究所成績書)
イ アルケミラ、トロリウス、エキノプス、エリンジウムの施肥量と切り花品質については、施肥量が切り花長と切り花重に対する影響は品目により異なった。(平成14年度県北農業研究所成績書)
ウ トロリウス、エキノプス、エリンジウム、カンパニュラの栽植様式と採花本数については、2条植え区が4条植え区に比べて株当たり採花本数は10~30%多かった。(平成13年度県北農業研究所成績書)。
エ ドイツアザミは施肥量が多いほど切り花重が増加し、特にアーリーレッドでは切り花重が重い傾向であった(平成11年度徳島農試)。
オ ドイツアザミは両品種とも株間40cm区が20cm区と比較して、切り花重は重く、側枝数が多く、着蕾数、分枝数が多かったが、分枝茎は切り花重がやや軽い傾向であった(平成11年度徳島農試)。
研究対象 宿根草
戦略 園芸
専門 栽培生理
部門 花き
カテゴリ カンパニュラ 高付加価値 栽培技術 出荷調整 施肥 中山間地域 ひまわり 品種

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